セカンドライフが廃れてアメーバピグが流行るわけ

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 サイバーエージェントが運営している仮想空間コミュニティ『アメーバピグ』は2009年のサービス開始し、一年あまりで会員数が400万人を突破し、大成功を収めている。

 基本的なサービスとしては、自分のアバターを作り、代々木公園や浅草などを模した広場でチャットをしたり、メンバー同士でゲームをしたり、というもの。ユーザーはアメーバピグ内で使える仮想通過『アメゴールド』を購入し、それを用いてアバターに着せる服やゲームで使うアイテムを購入する。
 
 ところで『アメーバピグ』のような、アバターを用いた仮想空間コミュニティーサービスとして『セカンドライフ』を思い出す人も多いのではないか。しかし『セカンドライフ』は日本では定着せず、今ではほとんど話題に上ることはない。

■『アメーバピグ』が成功した理由とは?
 セカンドライフが失敗した理由として、利用するのにある程度高性能なパソコンが必要で、利用開始までのハードルが高かったこと、ユーザー同士が同じ時間帯に集まらなければならない「同期型コミュニケーション」であったことが挙げられるが、もっとも大きかったのはターゲット層を取り違えたことだ。

 仮想空間コミュニティにおける楽しさ、つまりリアルタイムで行われる他愛のない「おしゃべり」を求めるユーザーとはまぎれもなく女性である。アメーバピグは、アニメっぽいアバターやウェブブラウザさえあれば始められる手軽さ、ヘルプの充実度など、女性層が好む作りになっているのである。

 『知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?』(西田宗千佳・神尾寿/著、徳間書店/刊)は、今回取り上げたアメーバピグ以外にも『ツイッター』『無料ゲーム』『フリーミアム』など、クラウドコンピューティングが可能にした新しいスタイルのビジネスを、実例と共に解説している。

 ビジネスの世界に限らず、我々の生活自体も変え続けている「クラウドコンピューティング」。本書のタイトルにもある通り、そろそろ知っておかないとヤバいのかもしれない。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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