1990年をピークとし、徐々に入館者数が減っていたプラネタリウム。若者文化の発信地である渋谷の「五島プラネタリウム」が2001年に閉館するなど、全国各地で閉鎖や規模縮小が相次いでいた。
しかし、ここ数年で人気は少しずつ回復。11月24日には新施設「コスモプラネタリウム渋谷」がオープンし、渋谷の街でも9年ぶりにプラネタリウムが復活することとなった。
このニュースにブログ上では、
「図表入りの記事はこちら」

・待ってました! 学生時代の私のように毎月通う人も出てくるはず。
・ひさしぶりに渋谷まで星を眺めに行ってきます。ワクワク。
・五島プラネタリウムの意思を継いだ素敵な施設になってほしい!

と、天文ファンたちが大興奮。渋谷という土地柄もあり、デートスポットとしてカップルからも人気を集めそうだ。
さらに他の地域でも、今年はプラネタリウムの話題が豊富。

・世田谷に設置された世界最高峰の投影機が凄い!家族みんなで感動。
・大混みでしたが、なんとか羽田空港のプラネタリウムカフェに入れました。
・五反田文化センターのプラネタリウムが新しくなった。

など新施設の誕生やリニューアルについてのコメントがアップされた。
また本格的な施設以外にも、

・クリスマスに備えて、自宅用のプラネタリウムマシン買っちゃいました〜。
・本物の夜空と画面が連動するiPhoneの天体観測アプリがマイブーム。
・文化祭でプラネタリウムを手作りした!けっこう人気だったよ。

など、身近なものまで話題に上がっており、全国的なブームに発展する兆しが感じられた。

そんなプラネタリウムへのコメントとともに語られていたのが、日本人宇宙飛行士の活躍や小惑星探査機「はやぶさ」の帰還といった話題。明るい宇宙開発のニュースが天文ブームの火付け役となっているようだ。宇宙への関心が高まったためか、ブロガーたちから、

・事業仕分けで宇宙開発の予算を削るなんて…政府はなにやっとんじゃい。
・公共事業費を宇宙開発事業に注いで宇宙へ進出をするべき!
・はやぶさ現象でわく今が日本の宇宙開発における転換期になるだろう。
・日本の技術を宇宙で役立ててほしい。それが今後の発展にもつながるのでは。

といった政府への要望も増加中。盛り上がりを見せている天文ブームは、今後の宇宙開発予算にも影響を与えそうだ。

(佐藤潮/effect)


■その話題、ネゴトで話さない?「ネゴトーク」
「天体観測」について寝言を言ってみる・・・

 

■関連記事
探査機はやぶさに「おかえり!」の言葉を