岩村明憲、松井稼頭央ら大型補強により、球界の話題を独占している東北楽天・星野仙一新監督。現在はマイナー落ちをしている明治大学の後輩で、中日時代に面倒をみてきた愛弟子・川上憲伸の獲得についても、含みのあるコメントを残している。

しかし、川上の星野監督に対するトラウマが、両者の距離を遠ざけているようだ。25日発売の「週刊文春」(12.2号)は、『楽天星野「親分気取り」にソッポ川上憲伸の「トラウマ」』と題し、その内幕を伝えている。

北京五輪時、星野監督が川上を慣れない中継ぎに回した上、打たれればベンチ裏で鉄拳制裁を加えたとしており、同誌にコメントした明治大学関係者は、「川上にとってあの経験は根強いトラウマ、星野がいる限り川上は楽天には行かない」と語っている。

その他にも、野球評論家・江本孟紀氏のコメントも紹介している同誌。星野監督のスタイルを不安視する声が消えることはないようだ。