24日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節トゥエンテ戦で1−0の勝利を収めたインテルは、同大会の決勝トーナメント進出を決めた。公式戦6試合ぶりの白星は、不振脱出と考えていいのだろうか。

MFヴェスレイ・スナイデルの答えは「イエス」だ。トゥエンテ戦ではFWとしてプレーした同選手は、ポジティブに考えている。

スナイデルはチームの現状について、「今はすごく大変な時期を迎えている。でも、(トゥエンテとの)試合前に僕たちは分かっていたんだ。この試合で勝てば、グループリーグを突破できるとね。それこそが僕たちにとって大事なことだった。ちょっと運がなかったね。多くのチャンスをつくっていたけど、なかなかゴールを奪えなかったんだ。でも、勝ってグループリーグ突破を決めたことは、それよりも大事なことさ。クラブ・ワールドカップ前の試合を勝っておかないといけない。チームは信頼を取り戻したよ」とコメントしている。

母国オランダのチームとの対戦に燃えていたスナイデルは、「トゥエンテが強いチームだということは分かっていた。組織力もあるね。ハードな試合になると予想していたよ。でも、序盤からうまくやることができた。もっと早くゴールを決められたらよかったけど、最終的には勝った。チームは満足しているよ」と述べた。

ベスト16での対戦相手のことを問われると、「どこが相手かは大事じゃない。去年の僕たちは、チェルシーやバルセロナと対戦した。ファイナルに行くまでに、最も強いチームたちを倒したんだ。だから、相手のことはそれほど大きなことじゃない。ファーストレグとセカンドレグで、何でも起こる可能性がある。ただ、トゥエンテ戦の勝利が僕たちに安心感を与えてくれたね」と話した。