24日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節で、トゥエンテに1−0と勝利し、決勝トーナメント進出を決めたインテル。決勝点を挙げたMFエステバン・カンビアッソは試合後、次のように語った。

「(ラファエル・)ベニテス監督のための勝利? 僕らはクラブのためにプレーしている。ベニテス監督は落ち着いているよ。全員が全力を尽くしていることを知っているからね。僕らはまとまっているところを見せた。これが大事なんだ」

「難しい時期が続くことは分かっている。チームの半分がいない状態だからね。彼らが戻ってきて、万全のメンバーになれば、また変わってくるはずだ」

多くの選手がゴールを決めているわけではない中で、カンビアッソのゴールは重要なものだった。同選手は「あまりたくさん得点を挙げない選手にとっては、どれも最高のゴールなんだ。今夜は勝つことが非常に重要だった。少し勝てていなかったし、グループリーグ突破を決めることが大事だったからね。次はリーグ戦2試合と、クラブ・ワールドカップのことを考えなければいけない」とつけ加えている。

一方、FWジョナサン・ビアビアニーは「モラッティ会長はドレッシングルームで称えてくれた。満足していたよ。僕らもうれしかった。グループリーグを突破し、危機的な状況から少しリラックスするために、勝つことが重要だった」とコメント。次のように続けている。

「この難しい時期に、観客は僕らのそばにいてくれた。勝利は僕らの士気が高まるというだけじゃなく、彼らのものでもある。確かに、ケガ人は多いけれど、出場する選手はいつも、インテルのユニフォームにふさわしいことを示さなければいけない」