公明党の山口那津男代表は22日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領とソウルの青瓦台(大統領府)で会談した。大統領府の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官は、在日韓国人の地方参政権などについて公明党の意志を再確認する場だったと説明した。

 李大統領は会談で、公明党は伝統的に「親韓政策」を続けており、大きな関心を持って見守っていると発言。山口代表は、永住外国人に地方参政権を付与する法案の成立について「公明党の公約なので努力する」と答えた。

 山口代表は、日本政府が保管していた朝鮮王朝由来の文化財を、韓国側に引き渡すことついては、「国会で全会一致で承認されければならない」と述べ、党として積極的に取り組む考えを示した。

 山口代表は、11月に開催した主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)にも触れ、韓国は議長国として強いリーダーシップを示したと述べた。ベトナムで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の会議では、日本と中国の両国首脳を韓国が仲裁したことにも触れ、日本の政界で、「韓国の度量は大きい」と評価する声が出たと説明した。(編集担当:新川悠)



■最新記事
鳩山政権の崩壊「過去の歴史清算に遅れが出る可能性」−韓国メディア
石原都知事の外国人参政権発言、韓国は「妄言製造機」と強く批判
岡田外相が韓国に過去の歴史を謝罪、韓国は外国人参政権に期待感
日本で外国人参政権に対する反対集会、中国では「包容力に欠ける」の声
外国人参政権法案に「異常気流」と報道、韓国も小沢氏進退に注目