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「長時間本屋にいると便意をもよおします」という都内在住の会社員・青木まりこさん(29歳)の投書が、椎名誠さんが編集長を務める『本の雑誌』第40号に掲載されたのは、1985年のことでした。

都市伝説の元祖として今もまことしやかに伝承される「青木まりこ現象」も今年で25年。その理由は時代によって諸説あるようでして。

■ 投書が掲載された当時の理由

1、本の紙や印刷のインクのにおいが排泄欲を刺激するため

2、トイレのない書店でトイレに入りたくなったら困るという精神的プレッシャーのため

3、書店という非日常的空間で好きな本を探す行為が心身をリラックスさせるため

という刺激、プレッシャー、リラックスの3方向が有力視されていたようです。プレッシャーとかリラックスとか、当時の「今っぽさ」を表わすコトバだったのかも。

2000年を過ぎた10年は非日常空間がクリックひとつで広がったりしますから、「本屋が非日常空間」という表現は、ある意味のどかな感じがして郷愁を覚えました。
 

■ 1990年代は「自分も青木まりこ現象?」と不安になる人々が相談に

1997年10月9日「読売新聞」朝刊に掲載された精神科医の墨岡孝先生のお話しによると、青木まりこ現象を自分も体験している人が精神科に相談に訪れるようになっていたらしいんですね。

「トイレが心配で本屋に行けないといったひどいケースの場合は安定剤を与えることもあるが、そうでなければそんなに心配することはない」という墨岡先生。この現象が起こる理由として「過敏性腸症候群」「不安神経症」と呼ばれるものの一種ではないかと答えてらっしゃいます。

■ 2000年代、みんなが気になる脳と腸が理由に登場

最近、わたしが目にした理由に流行りの「」がエントリーしてました。

たくさんの情報を一気に視覚からとりこんだために、その情報を処理する作業として排便がうながされる」という説です。ネットサーフィンでも膨大な量の情報を取り込んでいる気がするので、この説には80年代の1、2の理由もからんでいそうです。そう、わたしはこの説をネットで発見したのでした。

また、『なぜ本屋さんでトイレに行きたくなるのか』(高橋恭一・著)という、2008年に出版された本には「腸」に関係するこんな理由が書いてありました。

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欧米では「第六感」のことを「gut feeling」と言う。その「gut」は内臓のことを指している。すなわち、第六感というのは「内臓で感じる感覚」という意味なのだ。腸は、常にその直感を働かせながら、外の世界の様子を感じ取ろうとしているのではないだろうか。

〜〜中略〜〜

圧倒されるほどたくさんの本に囲まれた状況に対して、腸は自ら「そのストレスを訴え出よう」として、腸管を伸縮させ、結果的に「本屋さんに行くと決まって便意をもよおす」という不思議な現象として現れているのではないだろうか。

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著者であるノンフィクションライターの高橋さんは、「腸の直感」に着目した自説を様々な角度から力説されています。「腸」が気になる! 興味があるというあなたはしりあがり寿さんのインパクトのある表紙を本屋さんで探してみてはいかがでしょうか?

あ、トイレが心配な方は大型書店だといいですよね。在庫検索システムもあるし、トイレも設置されてる店舗が多いですから。


(まりこ)


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