【ゆるりと鉄】第六回「鉄」と「萌え」のコラボレーション
皆様、お久しぶりです。「ひろっぴのゆるりと鉄で参ろうか」のひろっぴでございます。
個人的な事情が色々とありまして放置状態にしていたところ、編集部から「そろそろ原稿を送ってね(はぁと)」という督促メールが到着してしまい、かなりあわあわな状態になりながら執筆しております。
ということで気を取り直して「ひろっぴのゆるりと鉄で参ろうか」、第六回目です。

「実際の鉄道現場で働いている」という設定のオリジナル女性キャラクターが、現場の制服を身に纏っている姿をモデル化したキャラクター商品「鉄道むすめ」。
(「鉄道むすめ 〜鉄道制服コレクション〜」ホームページ:http://tetsudou-musume.net/

鉄道会社の駅員や客室乗務員、整備士から鉄道警察隊まで鉄道に関連する現場で勤務しているという設定になっており、制服のデザインも忠実に再現しています。
個々のキャラクターの名前は、彼女たちの所属する事業者の駅名、列車名、沿線の施設名などに由来しているなど、こだわりを持って作られています。

ただ、発売当初は「鉄道」と「萌え」を単にコラボレーションさせただけといった感があり、どちらかと言えば「萌え」とか「少女系」の系統が強く、「鉄道」はあくまでもそれを補完する・・・、といった感が個人的にはありました。
その後、「鉄道むすめ」シリーズvol.3からはシークレットモデルが登場したり、ネット通販やイベント会場限定バージョンが登場するなど少しづつバリエーションを増やしていきます。
そして一部のキャラクターはドラマCDやゲームなどによって「声」が与えられたり、実写ドラマ化されるなどして徐々に認知度を上げていきます。

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このような中で「鉄道むすめ」シリーズで「現場」として取り上げられた鉄道会社や沿線の自治体などが徐々に受け入れ始めます。
函館市では函館市電に由来する「松風かれん」「柏木ゆの」の2名のキャラクターグッズの発売や、期間限定でラッピング車両を走らせたりするなどしています。
埼玉県の栗橋町商工会では、2010年3月に「久喜市」として市町合併したことにより閉町した「栗橋」の名を残す意味を込めて「栗橋みなみ」を使用した町興しを行っていて、「栗橋みなみ」に関連したオリジナルグッズの販売やイラスト入り栗橋町内共通商品券の発行、2010年8月1日にはイベント「栗橋みなみ夏まつり」も開催されています。
三陸鉄道では「久慈ありす」の手作り風メッセージカードを封入した「ありすのショコラ」をバレンタイン期間限定で発売したり、1984年11月3日生まれという設定にちなんで「久慈ありすバースデイパーティー」の開催やバースデーパーティー列車の運行を実施しており、これを受けて岩手県久慈市が「久慈ありす」に特別住民票を発行するなど、キャラクターが地域振興の一端を担うような事例も出ています。
また、富山ライトレールにて2010年8月19日から始まった「ポートラム・アテンダント」の制服の選考に関して、鉄道むすめが監修協力するなどといった新たなコラボレーションも生まれています。

個人的には「一過性のブームで終わっちゃうんじゃないの?」という感のあった「鉄道むすめ」。
いい意味で「裏切られた」感のある盛り上がりですが、この盛り上がりを活かすも殺すも鉄道会社や沿線自治体の協力と効果的でかつ魅力的な商品展開が鍵となっていくことでしょうね。

■ライター紹介
【ひろっぴ】

幼少の頃からの「鉄道」好き。一時期は離脱していたものの、10年ほど前にふとしたきっかけで出かけた先の地方鉄道への乗車で、再び鉄ヲタの道へ。
以後、鉄ヲタの道を極めるべく、あちこちへと出向くのである。

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