英紙『デイリー・スター』が報じたところによると、マンチェスター・シティのロベルト・マンチーニ監督が、FWエマヌエル・アデバヨールの放出を認めたという。同選手は1200万ポンド(約16億円)の買い取りオプションつきレンタル移籍で、1月にユヴェントスに加わるというのだ。

アデバヨールとマンチーニ監督の関係は当初から良くなく、指揮官が何度か見せた戦術的チョイスをアデバヨールが受け入れず、今シーズンになって悪化しているほど。そこで、アデバヨールが売却を申し出て、マンチーニ監督が受け入れたという。

だが、マンチーニ監督は代役のストライカーを探さなければいけない。お気に入りは変わらずヴォルフスブルクFWエディン・ゼコだが、同選手はマンC移籍の噂を「バカげている」と一蹴。再び両者の距離は遠ざかっていると見られる。

また、『デイリー・スター』によれば、マンCはライバルのマンUと、イングランドの新星であるサンダーランドMFジョーダン・ヘンダーソンを獲り合っているそうだ。イングランド代表にも選出された同選手の移籍金は1000万ポンドと評価されており、マンUはMFポール・スコールズの適切な後継者と見ているとのことだ。

そのほか、マンCでは控えGKシェイ・ギヴンもチャンスが回ってくるのを待つのに疲れ、売却を願い出ている。皮肉なことに、正GKジョー・ハートが負傷したことで、次節フラム戦はギヴンが出場すると見られるが、1試合だけで事態が変わるわけではない。フラムとアーセナルが状況を見守っている。

『デイリー・メール』によると、第3GKスチュワート・テイラーも、出場機会を求めてレンタルでの移籍を求めたそうだ。さらに、MFアダム・ジョンソンも先日、移籍の可能性をほのめかしたことも忘れてはいけない…。