新橋駅ガード下の床屋さん、わかる?

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 加藤寿賀さんは、新橋駅のガード下で2009年末、93歳まで理容師として働いていた方です。ビジネスパーソンとしてはたらく方々の中には利用したことのある人もいるかもしれません。
 そんな加藤さんの著書『なぜ、はたらくのか―94歳・女性理容師の遺言』(主婦の友社/刊)には戦中、戦後、命を削って人のためにはたらいてきた寿賀さんの「はたらく」ことへの向き合い方が記されています。

 その中からひとつ、加藤さんが「はたらく」ことの意味について語った一節をご紹介します。

なぜ、人は「はたらく」のか。それは、「端(はた)を楽させる」ためなのです。
このごろ、自分のために はたらきたいとか、楽しんで仕事をしようとか、そういうことを言う人が多いですよね。ただ、それでは大切なことを見失っていると思うんです。
人間はなぜ、はたらかなくてはいけないか?
それは「端を楽させる」ためなんです。
つまり、「はたをらく」に、で「はたらく」。
周りの人たちを楽させる、楽しませるために はたらくということ。
自分のためではなく、人のため。人間として、はたらかないと、人生何の意味もないのです。
私は十五歳のときに銀座の理髪店に修行に入ってから、九十四歳の現在まで、約八十年間、はたらき続けてきました。「そんなにこの仕事が好きなの?」って聞かれますが、それだけでは、ここまでは続きません。
やっぱり、「人のため」と思って、はたらいたから続けてこられたんだと思うんです。


 厳しい時代を生き抜くなかで培われた言葉には重みがありますね。

“はたらくことは、人の役に立つということ”
“人間は、人のためになってなんぼ”

 これらの言葉は仕事に対する根本的な姿勢を改めて考えるきっかけになります。
 はたらくことに悩んでいる方はぜひ読んでみて下さい。
 新刊ラジオではこの本のダイジェスト番組を放送しています。(無料)
(新刊JP編集部)


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