「様」と「殿」の違いって何?
得意先に出す手紙に、○○殿と書いたら怒られた。「殿」って、殿様の事では?偉くないの?と疑問に思う。敬称の書き方について、意外に悩んでしまう方は多いようです。教えて!gooでも質問があがっています。

肩書きに様や殿をつける?

質問者m-abeさんは、転職活動でのレポート提出の際、相手方の肩書きの後に殿をつけるべきか、あるいは様なのか殿がいいのか、困ってしまっています。

■「様」は目上、「殿」は目下か同僚が相手の場合

   「殿というのはどちらかというと目下への敬称ですからそういうように書くことが決まっている場合はともかく、目上に使ってはいけません。つけるとしたら○○部長様でしょう」(6dou_rinneさん)

   「役職自体が敬称なので『○○社長』のように氏名の後ろに肩書きの社長が付く場合は『殿』(様にすると二重敬語)、『取締役○○』のように肩書きの後ろに氏名が付く場合は『様』を用いるそうです」(chunjinhoさん)

   「『殿』だけは避けた方がよいでしょう。年賀状などで上司に出す際に『○○殿』で出して年明けに…という実話も。『〜殿』は目上から目下へ『貴○○様』が丁寧な書き方にもなります」(anago-sanさん)

   「公文書などは、確かに『殿』を使うのが正しい場合が多いのです。受け手がどう感じるかがとても大切。『○○殿』と書かれた文書を受け取って不快に思う人が多いのは事実です。正しいからといって、わざわざ、相手の不興を買うような書き方をすることはないでしょう。『○○様』と書かれたものを受け取って嫌な気持ちになる人はいません」(popoponopoさん)

   「以前は、○○部長などの肩書きには『○○部長殿』と、決まってましたが、現在はどちらでも使えるようになりました。というのは『○○殿』という、名前のみのあとの『殿』は目上から目下に使われる言葉で、肩書きのある人に『殿』は、使いづらいという意見が多かったからそうです。しかし使えるようになったとはいえ『役職のあとには殿』が無難な感じがします。(nymmkr1233さん)

■「殿」は使わない方が賢明

大方の方が回答されているとおり、「殿」は目上が目下にたいしてあえて敬意を表したり、社内公文書に使ったりする場合が多く、目上の人に「殿」と使うとあまりよく思われない場合が多いのが現実です。

かといって、部長、社長は、役職名も地位にあるという意味の敬称であるため、敬語の二重使い=○○様々と同じようにバカにしていると解釈する人もいます。よく営業電話で、「社長様いらっしゃいますか?」とかかってくる場合もありますが、これも間が抜けているなあと感じます。

これが正解というものはないのですが、私は社長○○様と役職名と様の間に名前をいれて、役職名と様を分けて重ならないようにしています。社内の場合は、○○社長机下と書いて、机の下にでも置いておいてくださいとへりくだったタイトルにしています。弁護士や医師の先生にも○○先生机下としています。本当に置かれてしまったらつらいのですが…。

いや日本語は難しい。もっと掘り下げて研究していこうと思います。

桜井 規矩之左右(Kikunozou Sakurai) →記事一覧

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