7機種をラインアップしたドコモのスマートフォン!【ITフラッシュバック】
注目記事を振り返る「ITフラッシュバック」では、NTTドコモの新機種発表会をピックアップする。スマートフォンでソフトバンクに差を付けられたドコモは、スマートフォンを次々投入することで巻き返しを図っている。果たして、iPhoneの牙城を崩せるのか。

発表会では、スマートフォン、iモード機、Xi(LTE)を中心に紹介した。もちろん、その筆頭はスマートフォンだ。ネクストステージをキーに、スマートフォンを4機種発表した。先に発表した「GALAXY S」「GALAXY Tab」、年度内に発売予定のタブレット端末とあわせて7機種をラインアップする。




auが無料電話として知られている「Skype」を搭載したように、ドコモは隠し球としてドキュメントや画像をクラウドで管理・編集できる「Evernote」を用意していた。ただし「Evernote」は、それ以前からスマートフォンで利用できたので、そのまま搭載しても驚きは少ない。そこで、ドコモは有料で提供しているプレミアム版をプリインストールした。しかも、2011年5月1日までに登録すると、1年間無料で利用できるキャンペーンを展開したのだ。

あわせて端末のラインアップも拡充した。それまで、「hTc Z」以降、Windows Mobileを中心にスマートフォンを展開していたが、「HT-03A」「Xperia」からはAndroidを中心としたラインアップへとシフトしている。ソフトバンクモバイルは「iPhone」のブランド力をよく知っているため、Androidを充実させたいと言っている半面、どこまでできるかはまだ分からない。ドコモとしてはソフトバンクがもたついている間に、「iPhone」を取られた雪辱戦として、Androidを前面に押し出してスマートフォンのシェアを取りに行きたいと思っているはず。ただし、ドコモは既存の携帯電話ユーザーも多いため、それをないがしろにすることはできない。しかし、これ以上通常の携帯電話の大幅な伸びが期待できない以上、スマートフォン、特にAndroidで行くしかないのだ。

シェアを獲得するためには、端末の魅力も重要な要素のひとつ。そこで、ドコモは「LYNX 3D」を目玉に、テレビを充実させた「REGZA Phone T-01C」、エントリーモデル「Optimus chat L-04C」、先に発表したグローバルハイエンドモデル「GALAXY S」と、さまざまなニーズにあわせたラインアップにしてきた。これで、ドコモの臨戦態勢は整った。

どの通信事業者もAndroidへの意気込みは伝わってきている。誰が覇者となるか、これからが見ものだ。

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