G20抗議の女性、会議場前で焼身自殺を図る

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韓国のソウルで11日、開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に抗議するデモが相次いだ。30代女性による焼身自殺未遂も発生し、あたりは一時騒動となった。

午前10時30分ごろ、首脳会議が開催されているソウルのサムスン洞コエックス東門前で、女性が「G20に首脳会議に反対する」と叫びながら、体にシンナーをふりかけ火をつけようとした。周辺を警備していた警察官3人に取り押さえられた。

警察によると、女性は野球帽をかぶって東門前に現れ、持っていたリュックサックから1リットル大のプラスチック容器を取り出すと、中に入っていた液体をすべて体にふりかけたという。警察官がすぐさま女性を取り押さえたが、左手には携帯用ライターを握っていた。周辺にはシンナーの臭いが立ちこめた。

女性は警察に連行された後も、「ノ・ムヒョン前大統領を殺した李明博政府を糾弾する」「天安艦」「ろくでもない政治」などと叫び続けたことから、精神科のある病院に移送された。

焼身未遂があった付近では、ほかにも米国系韓国人の13歳の少年が、「朝鮮戦争終息平和協定、朝鮮半島非核化、DMZ子ども平和の森を作って下さい」と英語と韓国語で書いたプラカードを持ち、ひとりデモを行った。

参照:30代女性、「G20首脳会議反対」コエックス前で焼身を図る - オーマイニュース
参照:30代女、G20会議場前で焼身自殺を図る - クッキーニュース

(文:林由美)

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