英国のガーディアン紙は9日、主要20カ国地域(G20)ソウル首脳会談の開催を前に、パリ政治大学のギ・ソルマン政治学教授の「日本の危険な脱グローバル化の夢」と題した寄稿文を掲載した。ソルマン氏は、知韓派の知識人として知られている人物。

 ソルマン氏は「韓国の経済はますます強力になっている一方で、日本の停滞は『新たな江戸時代』に入っている」と述べている。

 韓国メディアはこの寄稿文を引用し、ソルマン氏は「韓国が日本を追いかけていく時代は終わった」との見方を示したと報じている。  ソルマン氏は、まず経済大国に浮上した中国と韓国を比較し、中国の成長は低賃金労働によるものだが、韓国の成功は、企業家の精神と革新、サムスンや現代自動車に代表される高品質な製品、政府と民間企業の協力体制など、バランスの取れた関係によるものだと評価した。また、韓国人は英語学習熱が高く、自国に流入する移民が増え続けるなど、グローバル化に積極的に飛び込んだという部分も強みに挙げている。

 一方、ソルマン氏は、日本に対しては批判的な見方を示している。日本の経済専門家の見解を引用しながら、日本の長期的な景気低迷の背景には、労働時間の減少や出生率の減少があり、これが日本の経済成長を低下させた。日本人はもっと働き、少子化対策を行い、外国人の入国を緩和する必要があるが、これを可能にする誘引策がないと指摘している。

 このような中でも、日本企業は過去の投資のおかげで、まだ収益を出してはいる。しかし、中国や韓国に追い抜かれるのも時間の問題だと述べている。19世紀、西欧の圧力で始まった近代化の過程が終わって、社会的調和とゼロ成長を基盤とする伝統的な社会、すなわち「新江戸時代」に回帰しようとする雰囲気が日本には存在し、これは危険な傾向だと懸念を表している。

 また、日本人が早くこのような「江戸時代の夢」から覚めないと、日本は19世紀の西欧の侵略に続き、中国から再び侵略を受けることになる。アジアは中華帝国になる危険性をはらんでいると警告している。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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