京都国際マンガフォーラム行ってきた-ジョジョ作家ルーヴルとコラボ・やなせたかし展編-

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(写真:京都駅ビル「スカイウォーク」から見える景色。)

この記事は「京都国際マンガミュージアム行ってきた-常設展示編-」の続編である。
「京都国際マンガミュージアム行ってきた-常設展示編-」ではマンガ万博やマンガの壁、常設展示「マンガって何?」や百人の舞妓展についての感想を書いたが、今回は特別展示を中心に話を進めていこうと思う。

筆者が今回、京都国際マンガミュージアムへ行くにあたり楽しみにしていたことがある。それが「マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち」だ。

特別展示「マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち」「マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち」とは、5人の作家が「ルーヴル美術館」をテーマにした作品制作を行い、それを一冊の単行本にするプロジェクトから始まったものである。
4人のフレンチ・コミックス=バンド・デシネ(通称「BD」ベーデー)作家に加え、日本からは「ジョジョの奇妙な冒険」でお馴染みの荒木飛呂彦 氏が参加したことで話題となった。そしてルーヴル美術館とフランス・アングレームの国立バンド・デシネ美術館だけで開催されていた観覧会が京都国際マンガミュージアムで開催されているのだ。

○作家と展示作品(敬称略)
ニコラ・ド・クレシー「氷河期」
マルク=アントワーヌ・マチュー「レヴォリュ美術館の地下」
エリック・リベルジュ「奇数時間に」
ベルナール・イスレール「ルーヴルの上に広がる空」
荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

展示作品は原画(一部複製を含む)約60点。色彩前と後の作品が並べられていたり、3台のモニターでは作業工程がスライド形式で映されている。

「マンガ」の楽しみ方とは何枚もの原稿を続けて読み、ストーリーを楽しむということに重点が置かれているイメージなのだが、展示されていたのは「絵」として確立された「美術品」で、筆者はもちろん他の来場者も一枚の原稿を「絵」としてじっくりと鑑賞し楽しんでいるように感じられた。

フランス語で書かれた登場人物の会話内容は理解できなかったのだが、それでも何十分と見ていられる作品ばかりである。

また、モニターに映し出された「建物に影を付ける」工程に釘付けとなった。筆者は最近、あれほど真剣に何か一つの物を観察した記憶がない。

特別展示「ぜんぶ!やなせたかし! 〜ビールの王様・詩とメルヘン・アンパンマンetc.〜」幼少期から「アンパンマン」はアニメや絵本、幼児向けのハウツー番組などで大変馴染みのある存在だった。それらから「卒業」して何十年も経った今でも「アンパンマン」に登場した多くのキャラクターやストーリーを覚えている。筆者以外にも「そういえばこのキャラクター知ってる!覚えてる!」と感じる方は多くいるのではないだろうか。

だからこそ、この特別展示を通じ「アンパンマン」の作者 やなせたかし 氏の人生、彼が生み出した多くの作品に出会えたことは大変嬉しかった。

特に四コママンガ「ビールの王様」との出会いに感動した。その作品には「文字」ではなく「絵」だけでメッセージを伝える手法が多数使用されており、タイトルと絵が繋がった時にはクスッと笑ってしまった。「文字」だけで情報を伝えること以上に「絵」だけでそれを行うことの方が格段に難しい筈なのに、自然と引き込まれた。

絵、文字、映像、実際に手に取って読むことのできる作品。様々な物を通じて「作家 やなせたかし 氏」を感じることができた。

京都国際マンガミュージアム情報「マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち」は12月3日(金)まで、「ぜんぶ!やなせたかし! 〜ビールの王様・詩とメルヘン・アンパンマンetc.〜」は12月26日(日)までの公開となっている。

その他、マンガ万博、マンガの壁、メイン展示室(マンガって何?)、百人の舞妓展は常設となっている。

土日・祝日だけのイベントとして、マンガの描き方を実演で見ることができる「マンガ工房」や似顔絵を描いてもらえる「似顔絵コーナー」(11月は土日・祝以外に月・金も開催)、「えむえむ紙芝居」や「えむえむワークショップ」が開催されている。
なお、現在のえむえむワークショップは特別展「ぜんぶ!やなせたかし! 〜ビールの王様・詩とメルヘン・アンパンマンetc.〜」に合わせ、パンに絵を描いて食べよう!が実施されている。(〜12月6日まで)

(注意:画像はあくまでイメージであり館内で撮影したもの、また関係のある物ではございません)

筆者が京都国際マンガミュージアムを訪れたのは平日だったため、土・日・祝日のみに開催している催し物に参加することは叶わなかったのだが、それでも十分に楽しめる場所であった。

また、京都「国際」マンガミュージアムという名に相応しく、観光客の姿も多く見かけ、日本では「サブカルチャー」に分類されることの多い「マンガ」が、世界では「ジャパニーズカルチャー」の一部として受け入れられているのだと身をもって感じた。

近郊に住んでいる方はもちろん、京都へ観光に行く人にも、是非足を運んでもらいたいスポットである。

担当ライター:もぐみ

▼外部リンク
京都国際マンガミュージアム
京都国際マンガミュージアム行ってきた-常設展示編-


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