インテルは10日のセリエA第11節でレッチェとの対戦を迎える。緊急事態に変わりはなく、ラファエル・ベニテス監督が9日に発表した19名の招集メンバーリストに、GKジュリオ・セーザルやMFエステバン・カンビアッソといった選手の名前はなかった。

MFヴェスレイ・スナイデルも欠場となっている。ベニテス監督は同選手について、「調子が良くない。何があったのかを理解しようとしているところだが、今は起用できない」と説明している。一方で、幸いにも、MFデヤン・スタンコビッチは招集メンバー復帰を果たした。

それでも、ベニテス監督は前日会見で、困難にあることを隠していない。

「これらの問題すべてを予想していたか? それはない。会長と話したが、我々は1月を迎えて何かをするために、まとまらなければいけない。今はないバランスを見つけなければいけないんだ。クラブと話したし、我々にはアイディアがある」

「私は昨年に多くの勝利を手にしたチームを引き受けた。何かしら改善できると思っていたんだ。若手たちは勝利への強い飢えを持っている。彼らに期待したい。クオリティーのある選手たちを使えれば、このチームは強いんだ」

「選手たちの献身さには満足している。だが、(ワルテル・)サムエルが負傷したことで、チームを修正するために何かすることが必要だ。この激しさで常に毎週2試合を戦うのは難しい。インテルは昨シーズン、最後に戦いを終え、今季はスーパーカップで最初に激しい試合を戦ったんだ」

14日の第12節ではミランとのダービーを迎えるが、今のインテルの手帳にこのスケジュールは書き込まれていないようだ。ベニテス監督は「しゃべることはできるが、我々が自信を持つにはレッチェ戦が非常に重要になる。最初の試合が常に最も大切なんだよ」とつけ加えた。

幸いにも、インテルはFWゴラン・パンデフが良い進歩の兆しを見せている。ベニテス監督は同選手らについて、次のように続けた。

「これからもっと働けるだろう。どんどん良くなることを期待しているよ。全般的に、我々はリーグ戦でもっとゴールを決めなければいけない。ブレッシァ戦では32本のシュートを打ったんだ。監督が心配するのは、チームがチャンスをつくれないときだよ。我々は頻繁に相手陣内に入り、ボールポゼッションをコントロールしている」