朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第119回目のテーマは「アニソンSP」だ。

 アニソンSPがNHKにて放映された。その影響なのだろうか。今日の急上昇ワードには、田村ゆかりさん(ひぐらしのなく頃に-古手梨花役/B型H系-山田役)や茅原実里さん(涼宮ハルヒの憂鬱-長門有希役/みなみけ-南千秋役)、水樹奈々さん(ニニンがシノブ伝-忍役/鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST-ランファン役)と言った女性声優の方々が立ち並んだ。

 彼女らは、皆が武道館ライブを行ったことがあるという実績を持っていることで共通しているといってもいいだろう。アニソンとくれば、彼女らの歌声を思い浮かべる方も少なくはないはずだ。無論、そちらの業界においてはであるが。しかし、けいおん!!のキャラソングが既存アーティストにCD売り上げにおいて圧巻する時代である。アニソンだからとバカにするのは、もはや時代遅れになりつつあるのではないだろうか。

 ビジネストレンド研究所は『現代の若者にブームは起こせない』と言い切った。これは、言ってしまえばマスメディアによる敗北宣言である。ブームを起こすことが出来るからこそ価値があったマスメディアであるが、既にその最大の武器を失ってしまったというのだ。幾ら、若者が悪いと愚痴ったところで、ブームを起こせないという事実はマスメディアが崩壊するのに充分な要素であることは言うまでもない。

 だが、ブームは本当に起こっていないのであろうか。

 私の記憶が確かであれば、ついこの間まで"お笑いブーム"が巻き起こっていたはずだ。これによって、実に面白味に欠ける一発ギャグ芸人の大量消費時代がやって来ていた。ブームによってお笑いコンテンツ自体のクオリティの低下はいうまでもないだろう。

 松本人志氏によるNHKでは初のコント番組『MHK』も本日午前0:15に再放送がなされていた。エロと暴力はないが、それでも松本笑いの真髄を愉しめる内容であった。ブームで発生したバラエティ番組は、この全力を出し切られていないコント番組のお笑いクオリティですら雲泥の差があるといっても過言ではない。

 そうなのだ。ブームが来ると、大量の初見さん、すなわち一見客が現れる。その客層を取り込むために、大衆文化への移行が発生する。はっきり言えば、何も解らぬ初心者の為に敷居の低い誰にでも理解できるつまらないコンテンツが流行するわけである。

 この大衆文化への移行が、コンテンツの画一化を行う。こうなってくると、どれもこれも一緒であり、逆に客は引いていく。これがブームというものである。ちなみに、今、マスメディアは必至にヲタクブームを引き起こそうとしているように見えるのは筆者だけであろうか。

 しかし、その試みは失敗するだろう。ヲタクコンテンツはどのヲタクであっても、一般人受けするものではないのだ。一般人受けするならば、ヲタクやマニアと呼ばれる少数派な人びとを生み出すわけがないだろう。

 ならば、と大衆文化にしようとしても、ヲタクコンテンツが大衆文化になるはずがないのである。大衆文化から脱却したからこそ、ヲタクコンテンツはヲタクコンテンツたりえているのだ。そのことを理解出来ない限り、ヲタクコンテンツを大衆文化へと変化させることは出来ないだろう。しかし、理解出来ているのであれば、やはり、同じ結論に辿り着くはずだと予言しておく。

 サブカルチャーはサブカルチャー、大衆文化は大衆文化。きちんと棲み分けることが肝要なのである。それが文化の多様化というものだ。筆者としては、「今のこのカオスな状況こそ最上の環境である」と、感じている。それ故に、お互いがお互いを侵略し合わないことを祈るばかりである。


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日々命題 バックナンバー
第114回「タボくん」
第115回「尖閣ビデオ」
第116回「渡部陽一」
第117回「尖閣ビデオと人権擁護法案」
第118回「sengoku38」

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