ボランティアに依存する被災者との向き合い方とは?

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1995年、阪神・淡路大震災が発生しました。6500名にのぼる多数の被災者を出しましたが、全国から神戸に集まったボランティアの数は、延べ138万人にのぼり、ボランティアの供給過多の状態になったほどだそうです。後に、この年は「ボランティア元年」とも呼ばれました。このことは、震災後のボランティアが1998年にNPO法(特定非営利活動促進法)が成立する原動力となりました。

 中村順子さん(現在63才)は、地元神戸で自らも被災しながらも救援活動の先頭に立ち、日本のNPOを代表するリーダーとなった人物です。
 中村さんの地域では、92%の家が倒壊し、電気・ガス・水道のライフラインが途絶しました。そんな状況で中村さんはこう感じたと言います。

 今、私はなにかをしないといけない、しないといけない、いけない、って。千載一遇やと思ったわ。あのマグニチュード7.5の大きな衝撃が、私の背中をドーンと押したというふうに感じてん。

 やがて震災から時間が経過すると、時に被災者よりボランティアの人数が多くなっていき、「ボランティアの供給過多」という事態がうまれたそうです。すると、被災者の側にも依存傾向が生じてくるという問題が起こってきたのです。


 やってもらって当然、物資はもらって当然。もっといいものをくれないか、というような。「ありがとうと言うのは疲れてしもた」「こんだけ御礼を言い続けるのがしんどいとは思わんかった」という声や、文句ばかり言う人も出てきた。

 中村さんは、「やってもらって当然」とボランティアに依存する被災者と、どう向き合い、どう接していったのでしょうか。
『ゆっくりやさしく社会を変える NPOで輝く女たち』(秋山訓子/著 講談社/刊)は、NPOの第一線で、NPO法が施行される以前から活躍されているプランナーの女性4人の人生を紹介している本です。4人のうちの一人として、中村さんの活動についても触れられています。

 高齢者も、障害者も、女性も、男性も、自分らしく生きられる社会を求めて立ち上がった、NPOのパイオニアの女性たちの活動の軌跡と輝く生き方を紹介する一冊。これからの日本社会にこそ、必要な考え方なのかもしれません。
この続きは本書のダイジェストをラジオ形式でお送りする「新刊ラジオ」にて。中村さんの行った活動について聞くことができます。
(新刊JP編集部)


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