“六次の隔たり”という言葉を知っていますか。

 これは6人の知り合いを介すると、間接的に世界中の人間と知り合うことができるという仮説です。つまり、あなたと、あなたが全く知らない異国に住んでいるAさん。この2人は、あなたの知り合いに知り合いを紹介してもらい、さらにその知り合いを紹介してもらい…ということを6人続けると、間接的に結びついているというわけです。

 どんな異国の人とでもたった6人の知り合いを介するだけで結びつけるなんて、なんともロマンチックな話ですね。実はSNSなどのネットワークビジネスはこの“六次の隔たり”の仮説に基づいています。

 しかし仮説である以上、その信憑性には疑問符が打たれます。
 世界最大の異業種交流組織「ビジネス・インターナショナル・ネットワーク(BIN)」の創始者であるアイヴァン・R・マイズナー博士は“The 29% Solution : 52 Weekly Networking Success Strategies”(邦訳未刊行)において、この“六次の隔たり”は限られた人間たちのみが持つものであると指摘します。つまり、29%の人しか“六次の隔たり”の繋がりを持たないというのです。
 これは、世界最大の異業種交流組織を創設し、ネットワークを築き上げてきたマイズナー博士だからこその指摘です。

 では、残りの71%の人々が、世界中の人とすぐにつながることができる29%の仲間入りをするためにはどうすればいいのでしょうか。
BIN創始者であるマイズナー博士は、この“The 29% Solution : 52 Weekly Networking Success Strategies”において、52の具体的な戦略を示します。例えば、

☆繋がりを多様化する
 もし個人的で活動していることが多いと、繋がりを限定してしまいがちになります。外へ出て、あらゆる人と話をすることが必要です。

☆お礼の手紙を出す
 感謝の気持ちは必ず手紙で送ります。Eメールではいけません。便箋をいくつか購入し、送る量を増やしていくようにしましょう。

☆目的のあるイベントを主催する
 注目度の高いイベントを見つけ、前に出ましょう。できるだけ多くの一般の市民にも喜んでもらえるようなものが良いでしょう。

 というようなものがあげられます。地道な作業ですが、そういったものを積み上げていけばあなたが世界中の人とつながることができます。

  “The 29% Solution : 52 Weekly Networking Success Strategies”は現在のところ、邦訳版未刊行ですが、オーディオブック販売サイト「FeBe」で配信されている『エグゼクティブ・ブックサマリー』では本書の日本語要約版が音声とPDFセットで11月30日までダウンロードできます。

 自らのネットワークを広げるために、そして“六次の隔たり”をその手につかむために、どのようにすればいいのか。とりわけビジネスに携わる人は必ず知っておくべき事項と言えるでしょう。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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