(株)サンゲツから販売されている長尺塩ビシート「グラニット」が、2008年5月に開院した総合病院・江南厚生病院(愛知県江南市)に採用され、メンテナンス性や安全性の高さから、病院関係者より高く評価されている。
江南厚生病院は地上8階建て、延べ床面積6万7000平米、678床規模という大型の最新医療施設。この病院の共用通路と病室に採用された床材が「グラニット」である。グラニットはシート床材で世界一の実績を持つターケット社の製品で、日本国内ではサンゲツが取り扱っている。その第一の特長は、何と言っても「製品寿命を通じてワックスが不要」という点である。ワックス不要のため、定期的なワックス塗布・ワックス被膜の剥離・ワックス再塗布の工程といった、メンテナンスに要する時間と費用がかからない。

実際に同病院のメンテナンスを担う(株)ダスキンヘルスケアの浜本主任によると、日常清掃のみでメンテナンスが済むため、メンテナンス費用が大幅に削減できるという点はもちろんだが、ワックスをかけることのマイナス面がなくなる点も大きなメリットとなるという。例えば、ワックス作業中には作業領域の通行を遮断しなければならず、施設利用者に不便をかけてしまう。またワックスをかける際には、場所によって片側ずつ作業を進めなくてはならないことがあるが、その場合どうしても仕上がりにムラが出てしまう。この他、ワックス剥離作業で大量の汚水が出ることも問題となっている。メンテナンス不要のため、こうしたデメリットがなくなるわけだ。また同病院の施設課長を務める香田さんによると、「病院では安全が一番大事。病院には入院患者のほかにも外来の患者さんが多く来院されますが、病気や怪我で不自由を余儀なくされている方もいらっしゃいます。特に、松葉杖を使用されている人にとって、滑りやすい床は一番危険です。その意味でも、ワックス不要の床材は転倒事故のリスクを根本的に軽減できて安心です」と、安全面についても高く評価している。
「総合的にみて、グラニットの採用は正解でした」と語る江南厚生病院関係者であった。

なおサンゲツでは、グラニットやカーペットタイルなどの床材のほか、壁紙表面に付着した大腸菌やMRSAなどの繁殖を抑制し、院内感染の予防にも有効な抗菌性をもった汚れ防止壁紙(汚れを簡単に落とせる)やベッド周りの間仕切りネットカーテン「クリニカル」、遮熱効果のあるミラーカーテンなど、機能性の高い商材を江南厚生病院にトータルで納品している。