厚生労働省が発表した9月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、2010年夏季賞与が前年比1.1%増の36万7178円となったことが分かった。夏季賞与は2007年から減少が続き、昨年は前年比マイナス9.7%の大幅な減少だったが、今年は4年ぶりに増加に転じた。

 前年に比べて夏季賞与の増加幅が大きいのは、鉱業,採石業等(28.0%増)、金融業,保険業(6.9%増)、卸売業,小売業(6.8%増)の順。一方、医療,福祉(5.6%減)、運輸業,郵便業(4.9%減)、教育,学習支援業(3.5%減)電気・ガス・熱供給等(3.2%減)、複合サービス事業(1.0%減)は減少となった。

 9月の1人当たりの現金給与総額は前年同月比0.9%増の26万8010円となった。残業の増加で所定外給与は9カ月連続で増加している。

 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比0.7%増の26万3135円。所定内給与は、同0.1%増の24万5236円、所定外給与は前年同月比9.9%増1万7899円。賞与等の特別に支払われた給与が同12.1%増の4875円となった。

 9月の1人当たりの所定外労働時間は前年同月比7.6%増の9.9時間で、9カ月連続で増加した。製造業の所定外労働時間は14.3時間で、前年同月比22.1%の大幅な増加となっている。

09年度のサービス残業 不払い116億円、是正指導1221社
初任給を据え置いた企業が9割を超える
最低賃金答申 全国平均730円、過去最大の17円引き上げ

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の専門紙。「中立公正」「確かな取材活動」で情報提供を行っています。