青山ブックセンター 六本木店 間室道子さんに聞く『これだけは読んでおきたいSF小説』
 世の中にはあんな本やこんな本、いろんな本がある。そのテーマも十人十色。「感動したい本が読みたい!」「思いっきり怖い本を味わいたい」と思っても、 どんな本を選べばいいのか分からない! とお悩みの方も多いはずでは?
 そんなときにあなたの味方になるのが書店員さんたちだ。本のソムリエ、コンシェルジュとしてあなたを本の世界に誘ってくれる書店員さんたち。
 そんな彼らに、テーマごとにお勧めしたい本を3冊答えてもらうのが毎週水曜日に配信する、この「わたしの3冊」だ。 【「わたしの3冊」バックナンバーはこちらから】

 11月のテーマは『これだけは読んでおきたいSF小説』。
 今回、3冊を選んで頂いたのは、青山ブックセンター 六本木店の間室道子さん。ベテラン書店員さんの選ぶSF小説はまさしく「外れ」なし!?是非ご賞味ください。

◇   ◇   ◇

◆『虐殺器官』

著者:伊藤計劃
出版社:早川書房
定価(税込み):756円

昨年3月、34歳の若さで亡くなった伊藤計劃デビューした時からすでにガンに冒されていた彼の作品は、この処女作『虐殺器官』と、日本SF大賞や星雲賞を受賞し2009年のSF界のランキングを激震させた『ハーモニー』の2点しかない。だが彼は文字どおり、SFに命をかけたのだ。宮部みゆきに「私には、3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない」と言わしめた、この作家の綺羅星の輝きを見よ!


◆『ぼくの、マシン』『逃げゆく物語の話』

著者:大森望(編集)
出版社:東京創元社
定価(税込み):各1050円

河出文庫の「NOVA」シリーズ、創元SF文庫の「年刊日本SF傑作選」など、最近アンソロジストとして八面六臂の活躍をみせる大森望さんが、またも新しいアンソロジーを手掛けた。それがこの「ゼロ年代日本SFベスト集成」。“S巻”の『ぼくの、マシン』は宇宙、未来編11編。“F巻”の『逃げゆく物語の話』は時間、奇想編12編。「ゼロ年代」でくくるにふさわしい、最先端のキレがここにある!


◆『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』

著者:鏡明
出版社:本の雑誌社
定価(税込み):2940円

これは「SF小説」ではないが、日本のSF黄金時代に深く関わった人物の1979年からのSFをめぐるコラム集。全然古びた感じがしないのは、鏡氏の“面白がる心”が作品の核をついているからだ。それは本のみならず、映画、音楽、人物評でも変わらない。60歳を超えた今でも膨大な量の本を読み、世界中を飛行機で飛び回り、散歩をし、執筆する。現在の役職は「電通の執行役員」。この人自体がSFのようである!

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【今回の書店】

■青山ブックセンター 六本木店
日曜以外は翌朝5時まで深夜営業をしている当店は、“深夜の駆け込み寺”として資料やアイデアのヒントを探すクリエイターや深夜族の方々にご愛用頂いております。その他、名物企画であるミニトーク付きサイン会や、作家の方々に書き下ろしコメント付きでお勧め本を紹介して頂くブックフェアを開催しています。六本木にお越しの際はせひお立ち寄り下さい。

■住所:東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル(1F)
TEL:03-3479-0479
FAX:03-3479-0605

■アクセス
都営地下鉄大江戸線・日比谷線 六本木駅より徒歩1分

■営業時間
月〜土・祝 10:00 〜 翌朝5:00 日 10:00 〜 22:00

■ウェブサイト
http://www.aoyamabc.co.jp/45/45215/


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