【読む新刊ラジオ】ビジネスで生き残る人の思考法

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 現代のビジネスをうまく進める上で、欠かせないのが“ロジカル・シンキング(論理的思考)”だと言われます。

 ロジカル・シンキングとは、「“同じ事実が与えられれば、ほとんど何も考えなくても、同じ結論を導くことが出来る”」スキルのことです。厳密にいうと、同じインプットから同じアウトプットを出すためのスキルといえます。

 『これからの思考の教科書』(酒井穣/著、ビジネス社/刊)では、このロジカル・シンキングを解説するところからはじまっていきます。しかし、ロジカル・シンキングさえできればそれで十分なのかというと、そうではないのです。

 みんなが同じ情報を手に入れて、同じような結論を出してしまっては、どこの会社も同じアウトプットがでてしまう、ということになってしまいますね。すると、世の中に同じようなもの、同じようなことばかりが溢れてしまいます。つまり100人がいれば、100人が同じものしか見いだせないということです。
 それでは、個人も、会社も生き残れません。

 では、どうしたらいいのでしょうか。
 そこで、次にラテラル・シンキング、インテグレーティブ・シンキングというものが必要となってくるのだと、酒井さんはいいます。

■インテグレーティブ・シンキングとは?
 ラテラル・シンキングとは、ロジカル・シンキングだけからでは難しい、斬新で飛躍のあるアイデアを生む思考法のことです。
 そして、インテグレーティブ・シンキングとは、対立する2つのアイデアの一方をすんなりと選んだりはせず、対立するポイントを同時に受け入れるような、より優れた第3のアイデアを生み出す思考法のことです。

 本書では、ロジカル・シンキングの基礎をベースに、ラテラル・シンキング、インテグレーティブ・シンキングを学んでいきます。これから生き残り、勝ち組のビジネスパーソンとなるためには、特にこのインテグレーティブ・シンキングが必要不可欠な要素だったのです。

 インテグレーティブ・シンキングは、「最善の解決は、混沌の中から生まれる」という考えかたをベースにしています。

 ロジカル・シンキングは、コンピューター的な思考法。ラテラル・シンキングは、人間的な創造的な思考法です。この2つをベースに、さらにその先のより優れた第3のアイデアを生みだすのが、インテグレーティブ・シンキングです。

 ビジネスの世界では、商品を開発したり、新しい企画を考えたりしますよね。そこでは他者との差別化、勝つためのカギとなります。そのときに意見の食い違いや対立が起こってきます。そのときにどちらか一方を選ぶのではなく、その違った意見を踏まえたうえで、新たなアイデアを生みだす。これがインテグレーティブ・シンキングです。

 どれかひとつではなく、いくつかの選択肢のなかから、最善の方法を考えだすといことなのです。

 新刊ラジオでは、この本のダイジェスト番組を放送しています。(無料)


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