朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第116回目のテーマは「渡部陽一」だ。

 今や戦場カメラマン渡部陽一さんと言えば時の人である。独特の語り口調と、そののんびりとしたキャラが受けているのだろう。日曜日の笑っていいとも増刊号は渡部陽一スペシャルとも言うべき構成となっていた。また、昨晩のSMAP×SMAPのビストロスマップにも出演し麻婆豆腐を注文していた。

 一番好きなのはフライドポテトなのだそうだが、本場四川省で食べた麻婆豆腐が忘れられないとして、麻婆豆腐も渡部陽一さんの好物のひとつとして有名になりつつあると言える。しかし、一番驚いたのは渡部陽一さんが木村拓哉さんや中居正広さんと同い年であるという事実だった。

 様々な人が思わず真似をしたくなる渡部陽一さんの口調。ニコニコ生放送においても、渡部陽一さんの声真似をしている人は何人か居る。ニコニコ生放送というのはニコニコ動画のコンテンツのひとつである。その放送形態は生放送主によって様々であるが、「凸待ち」というジャンルがあるのだ。

 この凸というのは、いわゆる放送にリスナーが参加するということである。基本的にSkypeの通話機能を使用することが多い。その凸を専門として放送に参加している人間を凸専と呼んだりするのであるが、その凸専の方に渡部陽一さんの声真似師がいるということである。

 基本的に声真似師はアニメのキャラクターや声優の声真似をしている人が主である。だが、芸能人の声真似師が居ないのかと言えば、美輪明宏さんなんかの声真似師も至りする。ちなみに、渡部陽一さんの声はdwango.jpから着ボイスが好評配信中である。

 そんな渡部陽一さんであるが、本職は自己紹介でも述べている通り、戦場カメラマンである。渡部陽一さんが如何なる活動をしているのかは「戦場からこんにちは」というブログにて確認することが出来る。面白可笑しい剽軽な方というだけではないというところを、是非とも確認していただきたいところだ。

 戦場カメラマン。この単語を聞いて、筆者が想起するのは「地雷を踏んだらサヨウナラ」である。1999年に公開された浅野忠信主演の邦画であり、戦場カメラマン一ノ瀬泰造氏のカメラマンとしての生涯を描いた作品であった。

 インド・パキスタン戦争、ベトナム戦争、そしてカンボジア内戦を取材した人物であり、ポル・ポト派共産勢力であるクメール・ルージュの支配下にあったアンコール・ワット遺跡への一番乗りを目指していた。単身アンコール・ワットへの潜入取材を決行する寸前に友人にあてた手紙に書かれていた締めの言葉、それが「地雷を踏んだらサヨウナラ」である。

 戦場カメラマンとはどんな人なのか。その実情は正直あまり知らなかったのであるが、この映画を視聴することで、その過酷さと金銭面では一切報われないということを知った。命がけの仕事であるがスクープ写真を撮影しなければ報酬は雀の涙なのである。

 金のためにやるならもっと楽な仕事もあるだろう。戦場カメラマンは、その使命感によって突き動かされているのだ。一ノ瀬泰造氏はアンコールワットにて消息を絶ち、その後、遺体が発見された。文字通り、死と隣り合わせの職業である。

 渡部陽一さんもまた、この戦場カメラマンという職業に就いている。トーク番組では、癒し系キャラとして取り上げられているが、実はシビアな世界を生きている方なのだと知ってみるのも一興ではないだろうか。

 今や、その名を知らぬ人は居ないのではないかという渡部陽一さん。願わくばこのテレビ露出によって、その活動も人の目に触れることを願うばかりである。知られざる真実をより多くの人に知ってもらいたい。それがジャーナリストの基本概念である。

 その面白さばかりで終わるのではなく、是非とも渡部陽一さんのブログを覗いてみることをオススメする。それが渡部陽一さんに対する一番の応援なのだ。


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日々命題 バックナンバー
第111回「MHK」
第112回「PLUTO」
第113回「ジャワ島のハチ公」
第114回「タボくん」
第115回「尖閣ビデオ」

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