【斉藤アナスイの本棚】まさかの死にオチで終わったマンガたち

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本日お送りするのは、「すごい終わり方をしたマンガたち」の第2弾!今回は、前回の夢オチに次ぐ衝撃度を誇る「まさかの死にオチで終わったマンガたち」をご紹介いたします。夢オチの「…んが」感だけでなく、同時に喪失感まで味わってしまう死にオチ。油断しているとトラウマにもなりかねません。な、なんで死んじゃったの…?なお今回もネタバレを含みますので、ご了承の上お読み下さい。

内田春菊『南くんの恋人』-ガロ何度かドラマ化もされた有名作品。嵐の二宮君と深田恭子が出演した第3作などは、まだ記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。ちなみに僕はドラマ版を見ていないので(最終回も)何とも言えないんですが、マンガ版『南くんの恋人』はまぁ完璧な死にオチです。

山道を歩いていると突然車が!→2人崖下へ転落→南くん必死でちよみを探すがちよみはすでに…。え、何この急展開悲しい。で、その後日に南くん、小学生の女の子とお母さんが死んじゃった小鳥のお墓を作っているシーンに出くわすわけですが、それを見た南くんは号泣。もうね、悲しすぎる。こんなことならハッピーエンドでよかったのに…。お前だけ可愛い女の子ポケットに入れやがって、ちくしょう不幸になれ!とか言って本当にごめんなさい…。

福本伸行『最強伝説 黒沢』-ビッグコミックオリジナル大好きだったんです。僕、このマンガ。元々福本伸行先生様にはかなり影響されていたんですけど、中でも『黒沢』は特別だった。だからこそ、ね。あの終わり方は衝撃でした。カイジやアカギのような閃きもなければ、涯のような芯の強さもない。でも、黒沢は優しくて熱かった。僕にとってはヒーローのような存在でした。

ホームレスたちと手を組んで不良と戦った黒沢。いくらダメージを負っても闘い続けた黒沢。最後はそのダメージがたたり、「あったけぇ…最後の最後…あったけぇ…」と言い残し突然この世を去った黒沢(ただし、死んだというはっきりとした描写はなし)。それを見た僕は「う、嘘だ…!カイジみたいに次週から『軟骨唐揚録 黒沢』が始まるんだよね…!?ねぇ、黒沢…!」と一縷の望みにかけるもそんなはずはなく…。喪失感でしばらくは何も手につきませんでした。鷲巣さん、悪は滅びないんですか?

漫☆画太郎『地獄甲子園』-月刊少年ジャンプもはや画太郎先生に、綺麗な終わり方を期待するほうが無粋なのかもしれません。まぁ地獄甲子園でもやってくれました。最後外道高校と因縁の決着をつけるため、球場に舞い戻って来た十兵衛(主人公なのに半年ぶりぐらいの登場。刑務所で死んだのはなかったことに?)。ただここでは試合結果は描かれずに、物語はフェードアウトします。

場面は変わり、「おじいさん続きはどうなったの?」と聞く女の子が登場(どう見てもハイジ)。そう、この結果を知っているおじいさんが語り部になる、というかたちでマンガは結末へ向かいます。しかし、そこはさすが画太郎先生。このおじいさん、なんと結末を語る前に死亡してしまいます。「この幸せそうな死に顔。あなたはこんな顔で死ねますか?」で終わった地獄甲子園。ちなみに画太郎先生、この作品に対し「思い出したくもないし、最初から描きたくもなかった」と素敵なコメントを残しているようです。

確かに絵にはものすごいクセがありますけど、その先入観で読まないのはもったいない。画太郎先生は、ギャグマンガ家として最高峰です。読んだことがないという人は、是非一度手に取ってみてください。ただし色々なかったことになっていたり、4ページぐらいコピーが続いていても、それは印刷のミスではないのでご注意ください。


あとは『LOVe!』(少年サンデー・石渡治)なんかも、衝撃の終わり方をしたマンガとして記憶に残っている作品です。『デスノート』(少年ジャンプ・原作大場つぐみ-作画小畑健)や『ヒミズ』(ヤングマガジン・古谷実)なども死にオチマンガのひとつではありますが、今回の主旨とはややズレるので、紹介を見送らせていただきました。

(テキスト&イラスト 斉藤アナスイ)




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