日本IBM(橋本孝之社長)は、1日、次世代の日本のイノベーションを支える優れた研究者を表彰する「日本IBM科学賞」の選考を行い、4人の受賞者を決定、発表した。

 日本IBM科学賞は、日本における科学分野の学術研究の振興と若手研究者の育成への寄与を目的に、1987年に創設された。今回の表彰は24回目となる。対象は、日本国内の大学ならびに公的研究機関に所属する45歳以下の研究者(国籍不問)で、物理、化学、コンピューター・サイエンス(バイオインフォマティクスを含む)、エレクトロニクス(バイオエレクトロニクスを含む)の4分野における基礎科学分野で活動を行う研究者。受賞者には賞金300万円と賞状、記念メダルが贈呈される。

 選考は、1973年ノーベル物理学賞受賞の江崎玲於奈氏(横浜薬科大学 学長・財団法人茨城県科学技術振興財団理事長)を委員長とするノーベル賞受賞者を3人含む7人の審査委員により審査が行われる。第1回からの受賞者は合計142人。

受賞者と研究業績は次の通り。
<物理分野>
木村 剛(きむら つよし)42歳
「らせん磁性に伴うマルチフェロイクス効果の先駆的研究」
大阪大学大学院基礎工学研究科 教授

<化学分野>
上垣外 正己(かみがいと まさみ)44歳
「リビングラジカル重合法の開発と精密高分子合成」
名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻 教授

<コンピューター・サイエンス分野>
林 正人(はやし まさひと)38歳
「量子情報におけるユニバーサルプロトコル理論の構築と量子暗号への応用」
東北大学大学院情報科学研究科 准教授

<エレクトロニクス分野>
平山 秀樹(ひらやま ひでき)44歳

「AlGaN系半導体結晶の高品質化と深紫外LEDの先導的開発」
独立行政法人理化学研究所 テラヘルツ量子素子研究チーム チームリーダー

日本IBM科学賞の審査委員会メンバー
委員長
 江崎 玲於奈 横浜薬科大学 学長、財団法人 茨城県科学技術振興財団 理事長
  (1973年ノーベル物理学賞受賞)
委員(50音順)
 安藤 恒也   東京工業大学 教授
 小柳 義夫   工学院大学 情報学部長・教授
 榊 裕之     豊田工業大学 学長
 白川 英樹   筑波大学 名誉教授 (2000年ノーベル化学賞受賞)
 野依 良治   独立行政法人理化学研究所 理事長 (2001年ノーベル化学賞受賞)
 森本 典繁   日本アイ・ビー・エム株式会社 理事 東京基礎研究所 所長

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