11月12日のepisode 2「赤い彗星」Blu-ray&DVD一般発売を前に、10月30日から全国8カ所で始まった期間限定のイベント上映。劇場では、上映回でなくとも当日回のチケットであれば、入場チケット一枚につき「機動戦士ガンダムUC episode 2劇場限定版Blu-ray Disc」(一枚まで)や「HGUCユニコーンガンダム(デストロイモード) 劇場限定NT-DパールクリアVer.」(三体まで)が購入できるとあってかなりの列や盛り上がりとなっており、あまりの人の多さに足を運んだファンもストレスが溜まっていたのか「(BDの入荷数が)500枚ってきいてたのに200枚ってなんだよ!」と物販ブースでキレる人も出ていたとか。

日本最大の電子掲示板サイト『2ちゃんねる』の関連スレでも各劇場の様子が報告されるなどしていたのだが、気になったのが「新宿初回開始5分前。埋まり具合まだ2割届かず」という書き込みだ。新宿の初回といえば舞台挨拶が行われる新宿ピカデリーのこと。関係者の生の言葉を聞くことができる、ファンにとっては見逃せないシーンにもかかわらず空席が多いとは一体どういうことなのか?その理由は、同スレを読み進めていくことで推測できた。

スレ内には「なんばBD15枚とプラモ45個ゲッツ。 限定3名のみ11セット12000円で売るけどどうよ?」「24:50の新宿チケット欲しい奴いたらやるぞ」という転売屋やダフ屋の書き込みらしきものもあったのだ。つまり、劇場限定のディスクやプラモを大量に入手するために、一人が複数枚チケットを入手し物販だけに使ったため、各所でチケット販売としては空席がないのに空席が目立つという現象になってしまったということのようだ。その後も、同スレには「座席は4割程度で真ん中のいい席がガラガラ」「空席はたしかに多かったね」という書き込みが見られた。
他にも「旧さくらや口におっさんが物販済みチケットを1000円で売ってたからスタッフに通報した」という書き込みもあり、ガンダム人気に便乗して儲けようとする輩が相当数沸いていた様子。

ちなみに前述のセット売りの書き込み。11セットは1セットの打ち間違いなのだろうか?11セットでこのお値段だったら実売価格より安価で非常にお買い得すぎなので記者が欲しいくらいだ。

公式サイトを持っている劇場では、既に各限定アイテムの売り切れ告知がなされているところもあるようだが、今回の販売の一番の問題は「当日のチケットであれば未上映の回のものでも物販を行う」というところと、一人につきではなく“チケット一枚”につき各限定アイテムの販売数を限定したことであろう。

Yahoo!が提供するインターネットオークションサービス、Yahoo!オークションにも早々とそれらの劇場限定版アイテムが出回っており、定価7,000円の「機動戦士ガンダムUC episode 2劇場限定版Blu-ray Disc」が10,000円前後の値をつけている。

ファンだからこそ初日に足を運びたい、ファンだからこそレアアイテムをゲットしたい、という心理を逆なでするような輩のせいで何となく水を差された感のあるスタートとなってしまった「機動戦士ガンダムUC」だが、今後のイベントでこういった問題が改善されることを願いたい。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)

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【参照】
機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]公式サイト