男性は参加したくない!? 女性上位になりすぎな『婚活企画』

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Illustratuion by 大西美香
『婚活茶会』が催されるも…男性参加者ゼロ!?
 『婚活』というコトバが根付いて久しい今日この頃だが、その実情は…というと、なかなかキビシイものがあるようだ。
 来たる11月の初旬に、千利休が建てた国宝の茶室「待庵」が残る京都府大山崎町で、「風流な茶席ですてきな異性と出会いませんか」というふれこみで『婚活茶会』が催されるそうなのだが、女性の申し込みが約30人来ているのに対し、男性の申し込みはゼロで、主催者側は困惑しているという。
 この『茶会』、会場内の3カ所に2畳の茶室をしつらい、各回とも男女が3人ずつ参加し、男性が「亭主」として1人ずつ座る。女性は好みに応じて三つの茶室を自由に移動できる、という趣向。また、入れるお茶は抹茶だけでなく、コーヒーでも紅茶でも構わない。さらに、亭主役は自分の得意分野や趣味を披露するなど、自由に雰囲気を演出し、会話を楽しむことが出来るというのだが…、この催しに未だ男性が参加に二の足を踏んでいるのはなぜだろうか。
単に男性の「草食化」ということなのか? この状況について、京都大大学院の伊藤公雄教授は「男性の草食化の表れ。能力が試されることへの不安があるのでは」と分析しているそうだが、ちょっと待った。この『婚活茶会』に限って言えば、「男性の草食化の現れ」と単に言い切れない部分もあるのではないかと思う。
 まず、「男性は茶会の亭主」という今回のスタイル。これは男性が食指を伸ばしづらい役割設定なのではないだろうか。女性をエスコートする能力、というのは確かに婚活においてはプラス要因ではあるが、この会の場合、男性はただ座って女性を待ち、やってきた女性にとりあえずお茶を入れてもてなし、自分をアピールして「選んでもらう」ということになる。しかしこれでは、なんだか能動的なのか受動的なのかよくわからないまま、結局女性に「品定め」されるために媚びを売っているような形になってしまってはいないか? つまり、企画が女性上位な印象をプンプン醸し出しているがゆえに、男性はそこを敏感に感じ取ってしまい、参加意欲がそそられないということになっているのではないかと思うのである。
男性の参加意欲を駆り立てる企画も必要 婚活にいそしむ女性たちは、「収入は○○万円以上」とか「安定した仕事に就いている」といった願望をひっさげてやってくる。しかし、昨今のアラサー男性の平均年収は、大体300万円程度とあまり高くないのが実情だ。なのに、女性が「せめてもうちょっと稼いで欲しい」という目で見ているとなると、男性は萎縮してしまう。だがそれを「草食化」と言うのもどうかと思う。
 今の社会の実情を考えると、女性が胸に抱くような「理想的な結婚(要するに家計の柱は夫の収入で賄う、など)」のカタチは、もう通用しなくなってきている。そんな中、理想ばかり持ち込んでくる女性たちに、わざわざ品定めされに行くということについて、このニュースを取り上げた2ちゃんねるのスレでは、「地雷原に散歩に出かけるようなもの」とか「わざわざアイテムの落ちてないモンスターハウスに入っていくバカはいない」などと、冷ややかな見方が大勢を占めている。
 また、これらの意見を裏返すと、婚活の企画自体も女性向けになってしまっている傾向が強まっていることが垣間見えてくる。同スレでは、「女が男の趣味に踏み込めよ。釣りコンとかツーリングコンとか、 競馬コンとかプラモコンとか 」といったような意見も出ていた。つまり主催者側は、安易に「近頃の男性は草食系ばかりだからなぁ」などと、ただ困惑しながら手をこまねいているのではなく、男性がもっと主導的に出会いを演出できる、もうちょっと男性の参加意欲を駆り立てるような企画を、今後はもっと考えてみる必要があるということだろう。
【文/NANIO】




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