サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が、中国人を対象に核兵器削減についてアンケート調査したところ、「日本は核兵器保有国」と考えている人が、2割以上にのぼった。

 核拡散防止条約(NPT)で核保有を認められている米・ロ・英・仏・中国を除く国を挙げ、「あなたが知っている核保有国を選んでください」と尋ねた。選択肢として挙げた国のうち、実際に核兵器を保有していることが明らかな国は、インド、パキスタン、北朝鮮の3カ国。保有の疑いが強い国はイスラエル。それぞれの国を、核保有国とみなす回答者の割合は以下の通り(29日午後4時15分現在)

(1)ドイツ…21.41%

(2)イタリア…11.93%

(3)日本…21.41%

(4)インド…35.78%

(5)パキスタン…29.36%

(6)韓国…9.79%

(7)北朝鮮…32.42%

(8)イスラエル…27.22%

(9)ベトナム…7.34%

(10)ブラジル…10.09%

(11)オーストラリア…11.31%

 日本やドイツを「核保有国」と誤解している中国人回答者が、イタリアや韓国など他の「非核兵器保有国」を誤解している回答者に比べ、2倍程度に達することが分かった。(編集担当:如月隼人)



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