ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長が、多くのユーヴェサポーターの共通の思いを“広報”として明らかにした。問題となるのはデリケートなテーマだ。ピッチ上で勝ち取り、その後はく奪された、2004-05シーズンと05-06シーズンの2つのスクデットのことである。27日行われた株主総会の最初に、アニェッリ会長はカルチョーポリ(不正スキャンダル)に関してサッカー連盟に返答を求めている。

「我々は、インテルに授与されたスクデットをはく奪するために送った請願書に対する返答を、近いうちに連盟から受け取るという十分な保証を手にしている。我々はナポリでの裁判の進展も待っているところだ。問題となっている年におけるクラブの正しさが証明されれば、我々は2つのタイトルを再び授与すべきという要求を進めることができるだろう」

一方、株主総会でマロッタGM(ゼネラルマネジャー)、パヴェル・ネドヴェド氏、ブリアモンテ弁護士の取締役会入りが正式に任命された。アニェッリ会長はクラブのあらゆる面に関する信頼を強調している。

「我々はクラブのマネジメント部門とテクニカル部門の強化を決定した。マロッタと(ルイジ・)デルネーリ監督は素晴らしい仕事をしたよ。私は2人を完全に信頼している。2人とも自由な裁量を手にしているし、最善を尽くすための責任も有している。わが一族が90年前からユヴェントスの中心部分にいることを、私は誇りに思っている。昨シーズンは荒れてしまったが、我々はチームを改革した。これから、まさしくユヴェントスらしいプレーが見られるようになるよ」

「ルチアーノ・モッジのことは、我々のところでやった仕事ぶりから評価している。それがなくなることはない。将来的にモッジとコラボ? 今の我々のテクニカル部門の基準はマロッタにある。私は彼のことを評価しており、すべてのサポーターたちにもそうであってもらいたい」