朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第114回目のテーマは「タボくん」だ。

 今月23日24日に彦根市でゆるキャラ祭りが開催され、その企画の一環としてゆるキャラ人気投票が行われた。その結果がなんと今月26日、つまり、昨日発表された。

 結果は、彦根市のキャラクターである「ひこにゃん」と、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教氏をモチーフとした「タボくん」が優勝となった。ひこにゃんはガイドブックに添え付けられているアンケート結果であり、タボくんは携帯でも投票結果である。

 ひこにゃんの総得票数が356票であるのに対して、タボくんの総得票素は約2万6千票であったとされている。これはゆるキャラとしての人気というより、タボくんのモチーフである西川貴教氏のファンによる組織票なのではないかという声がネットから上がっている。

 西川貴教氏といえば、"機動戦士ガンダムSEED”や"戦国BASARA”といった今をときめく腐女子向けアニメの主題歌を担当した経歴を持つ。その時についたファン層がこのような時に動き出すということなのであろうか。

 今流行りの村興しである【萌え興し】の一種である『戦国BASARA興し』などを見ても解るように、男性ヲタクよりも女性ヲタクの方が行動力に長けている。より商業的経済的効果を求めるのであれば男性よりも女性をターゲットにするという流れがあるのはその為である。

 これは週刊少年ジャンプにて絶賛連載中であり、アニメ化されNHKで好評放映中の"バクマン。"でも触れられたことでもある。週刊少年ジャンプではアンケート結果が重視され、票数を集められないマンガは10週で打ち切られるというのは既に周知の事実であろう。

 それをネタにした回で、主人公の二人がアンケート受けを狙った作品を描いたところ、担当に窘められるという話がある。そこではアンケートを応募してくるのは女性が圧倒的に多いという話だ。だから、アンケート結果ばかりを追い求めていると女性向けの作品になっていってしまい、男性ファンは離れていくというものであった。

 これに似た話は手塚治虫先生の代表作のひとつである"ブラック・ジャック"でも有名な逸話がある。ブラック・ジャックはアンケート得票数の少ない漫画であり、編集部から人気のない作品だと考えられていた。ある時、手塚治虫先生が病気をしてしまったとき、人気のない漫画だから過去にあった作品を再掲載しても解らないだろうとしてそれを実行した。すると、「何故再掲載なのか」「新作じゃない理由は何なのか」と抗議の電話や手紙が殺到した。そこで編集部はブラック・ジャックが人気漫画であることを知ったというものである。

 女性は好きな作品に対して、その好意を伝えようとする傾向にあるのだろうか。また、男性はなかなかそれを伝えないが、文句だけはきっちり言うという傾向があるのだろうか。何にせよ。男性と女性のこの作品への関わり方の違いが、そのまま、アンケートのような目に見える作品の評価の際には顕著に現れるということである。

 男性ヲタク諸君も、本当に作品が好きなのであれば、それに対して全力を尽くす必要があるのかも知れない。昨今のジャンプは腐女子向けになっていると嘆いておられる方も多いが、その中の何人がアンケート活動をしたのであろうか。

 今のジャンプの作風は、タボくんの投票数のような地道な女子ヲタク勢によるファン活動の賜物であるといってもいいだろう。黙ってみていても自分の有利なようには事態は動いていってはくれないのである。

 もし、貴方が住みよい世界を作りたいと考えるのであれば、それに対してしっかりと動いていかねばならない。そうして動いた分だけ、世界はあなたに微笑んでくれるのである。それは、この女性贔屓となりつつあるヲタク産業の在り方をみれば解るはずだ。

 照れず、面倒くさがらず。己の大切だと思うものに対しては貪欲に求めていくということ。それがいつの時代でも肝要なのである。「求めよ。さらば与えられん」なんていう福音を信じてみるのも一興ではないだろうか。


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日々命題 バックナンバー
第109回「カスタマイズオーダー」
第110回「オリオン座流星群」
第111回「MHK」
第112回「PLUTO」
第113回「ジャワ島のハチ公」

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