ワールドシリーズ第1戦はジャイアンツがティム・リンスカム、レンジャーズがクリフ・リーのエース対決となる(10月25日付ESPN)。

 27日水曜日からサンフランシスコのAT&Tパークで始まるワールドシリーズの先発投手は、第1戦がリンスカム、第2戦がマット・ケインで行くとブルース・ボウチー監督が明らかにした。

 リーグ・チャンピオンシップ・シリーズでは右腕リンスカム、左腕ジョナサン・サンチェス、右腕ケイン、左腕マディソン・バンガーナーと並べた。第7戦で投げる予定だったケインが休養十分なので第2戦を任せることにしたと監督は述べた。

 リンスカムはレンジャーズとは初対戦。

 一方、レンジャーズは今ポストシーズン3勝のリーを第1戦にぶつける。第2戦はC.J.ウィルソン、第3戦はコルビー・ルイスと、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズと同じローテーションで戦う。第4戦は右腕トミー・ハンターが先発マウンドに立つ。
 
 統計ではホーム・アドバンテージを持っているチームが最近24回のうち19回で優勝。第1戦を制したチームが優勝する確率は61パーセント。また、レンジャーズはAT&Tパークでは勝ったことがないなど、数字だけを見るとジャイアンツ有利だが「投手の年」といわれた今シーズンにふさわしいエース対決でワールドシリーズが幕を開ける。