フィリピン、台湾などを経て、23日には中国・福建省でも猛威を振るった大型台風13号の予想進路について、中国の一部では「日本の気象予報の技術はすごい」との声が上がっている。

 自身を学者と名乗る許浚遠氏のブログによると、中国の中央気象台では当初、台風13号の進路を「広東省珠江デルタ地域に上陸」と予想しており、日本の気象庁による「福建省南部」との予想や、香港天文台や米国の合同台風警報センター(JTWC)による「広東省汕頭市付近」との予想と食い違いを見せていた。その後、台風が日本の予想進路に従って移動したことから、同氏は日本の気象予報の精度の高さに驚く一方、中国の気象機関に「他の情報を吟味せず、間違ったまま予測した」と怒りをぶつけ、「現代が戦争中でなかったことが幸い」などと、募る危機感を示した。  同氏はこのほか、中国人の物事への対処についても言及。「すべてがそうだとは言わないが、何かにつけいいかげんで、功を焦るあまり、問題を深く掘り下げて考えることがない」 などと憂慮し、気象予報の精度を通じて、日本人の仕事に対するまじめな姿勢を「同じアジア人として中国人も見習うべきだ」などと語った。

 一方、読者からは、「日本の予想が当たったのはたまたまだ」として、日本が持ち上げられる内容に反感を示している。また、ひとつの事象だけで日本の気象予報のレベルを語るのは説得力に欠けるとして、新たな統計を掲載するよう要求する声も上がった。(編集担当:金田知子)



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