フィオレンティーナに所属するFWアドリアン・ムトゥは先日、バーの店員を殴り、鼻骨骨折の重傷を負わせていた。ドーピングによる出場停止からの復帰が迫っているムトゥだが、その直前に不祥事を起こしている。

ムトゥは自身の行為を後悔しているようで、次のような声明を読み上げた。

「オーナー、クラブ、テクニカルスタッフ、チームメート、ファンの皆さんに、心から謝罪したいと思います。今回のことは、決して起こしてはいけなかったことです。避ければよかったものを、愚かなことに口論の中に入ってしまいました。友人の娘がフィレンツェのオルトドッサ教会で洗礼を受けるため、わざわざルーマニアから来ていました。自分の出場停止明けが迫っている状況で、本当に後悔しています」

「チームが厳しい状況にいる中で、自分は正しい形で貢献することができませんでした。ただ、チームメートが(23日のセリエA第8節)バーリ戦で勝ってくれました。公の場で彼らに感謝を示したいと思います。今後はピッチ上での集中を持続させます。オーナーやクラブは、私にすべてのことを与えてくれました。出場停止がようやく終わり、あらためてこのチームのために尽くしていきたいと思います」

フィオレンティーナは25日、パンタレオ・コルヴィーノSD(スポーツディレクター)が、次節カターニア戦にムトゥを帯同させると述べている。