「安全性に疑問…」韓国で正体不明の中国産キムチが出回る

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白菜の収穫が激減し慢性的なキムチ不足が指摘されている韓国に、正体不明の「密輸キムチ」が大量に出回っている。密輸キムチはほとんどが中国で作られたもので、安全性が不明なものや、中国産を韓国産と偽装し流通しているという。

韓国政府は白菜の価格急騰によるキムチ不足を解消するため、白菜の輸入関税率を年末まで一時的に引き下げた。そのため韓国の群山(グンサン)港を通じて輸入された中国産キムチは、9月末から10月8日までの間に前年同期比241%増の2万926トンにのぼった。

しかし、安全性が不明な不良キムチの密輸や、韓国産との価格差を悪用して低品質の中国産キムチを韓国産と偽装する事件も相次いでいる。

韓国保険福祉委員会ユン・ソンヨン議員は10日、「中国産キムチ不正流通摘発現状」を発表し、今年始めから9月までの間に摘発されたキムチは計12億5700万ウォン(約1億円)分に上ると述べた。

昨年、密輸で摘発された中国産キムチは2400万ウォン(約190万円)相当であることから、キムチの密輸量は一気に50倍以上にも激増したことになる。また、中国産キムチの輸入関税脱税も昨年は1件も無かったが、今年は1億9500万ウォン(約1400万円)にも上った。

産地偽装キムチの場合、中国産キムチが韓国の工場で韓国産ラベルのついた袋に梱包され、本来の価格よりも3〜4倍高く販売されているという。

中国産キムチは以前、キムチの中から寄生虫の卵が見つかり、日本や韓国でキムチ騒動が勃発しているが、密輸された不良キムチは寄生虫や残留農薬などの検査が行われたどうか不明なため、市場に流通されないよう政府が徹底して取り締まるべきだとする声が挙がっている。

しかし、すでに正体不明のキムチが市場に出回っている可能性もある。見分けるポイントはあるのだろうか。

韓国メディア「MBCニュース」は、中国産キムチと韓国産キムチは、よく見れば明らかに違うのだと言う。

「中国産キムチは細切りの大根と、とうがらしのヤンニョム(薬味)しかありません。ニラやネギ、塩辛などの副材料が入った韓国産キムチとは明らかに違います。また、20日以上の運送期間を経ているので、みずみずしさや、シャキシャキ感がなく、添加物が多いのでしつこい味がします」。

日本に正体不明なキムチ輸入されないことを願うばかりだが、もし購入する際はこのアドバイスを参考にしてみてはいかがだろうか?


参照:安い中国産の白菜キムチ、国産に変身 - MBCニュース
参照:中国産キムチの密輸、徹底した取り締まりを - 農民新聞
参照:「キムチ大乱」隙間に中国産キムチの密輸急増 - クッキーニュース

(文:林由美)

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