明日、23日(土・現地時間)、カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで開催されるUFC121「LESNAR vs VELASQUEZ」の公開計量が、22日(金・同)に同アリーナの屋外特設ステージで大々的に行われた。

事前の煽り映像で、「235ポンドと270ポンドは違う」と、フィジカルで優位に立つことを断言していたUFC世界ヘビー級王者ブロック・レスナー。この日はバイキングを彷彿させる顎鬚を携えてスケールに登場し、前述の発言と比べると、自らの体重が5ポンド減で、挑戦者のケイン・ベラスケスが5ポンド増だったが、減量するヘビー級ファイターの彼は、一夜のうちに5ポンドのリカバリーをできるのだろう。

レスナー自身の言葉にあるように、動けるヘビー級といわれる両者だが、やはりサイズの違いは大きい。ただし、7月のシェーン・カーウィン戦でパンチを受けて、明らかに嫌がった表情を浮かべ、顔を背けたシーンも見られたレスナー。カーウィンよりもパワーに劣るかもしれないが、スピードと耐久力で多いに上回るベラスケスを相手に、顔を背けるようなことがあれば、命とりとなる可能性がある。

メインの世界ヘビー級選手権試合同様に、注目されるのがセミのウェルター級の一戦。ついにジェイク・シールズがUFCデビューを迎える。PRIDEやWECという権利を持つ組織以外のプロモーション、あるいはイベント名に触れられることがほとんどないUFCにあって、計量会場に現れたシールズは、元ストライクフォース世界ミドル級王者と大々的にコールされた。

これぞCBS効果、あるいはダン・ヘンダーソンを破った彼への期待の表れともとれる“厚待遇”を受けるシールズ。この試合が実に2年ぶりのウェルター級での試合となるが、体重計に乗った姿を見る限り、減量に問題はなかったように思われる。

対戦相手はマーティン・カンプマン、セコンドに従えた親友のマイク・パイルはエリートXC時代にシールズと対戦経験があり、対策も万全に違いない。抜群のテイクダウン能力と比較すると、打撃に難のあるシールズだけに、カンプマンは打撃戦で勝機を探ると予想される。

ただし、その不得手とされる打撃戦でも、4月のストライクフォース世界ミドル級選手権試合、ヘンダーソン戦でダウンを喫した以外、シールズが打撃で追い込まれたという印象はほとんどない。苦戦したというイメージが残る試合は、いずれもテイクダウンに手間取った試合。よって、いかにシールズのテイクダウンアテンプトを防ぎ、打撃を継続して入れることができるか、そこにカンプマンの勝利の糸口がある。

また、アナハイムはほとんど地元といっても良いハンディントン在住のティト・オーティズだが、計量会場では意外なほど対戦相手マット・ハミルへの歓声も多く、地元の利は期待できそうにない。

■UFC121「LESNAR vs VELASQUEZ」計量結果は下記の通り

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ブロック・レスナー:264ポンド(119.7キロ)
[挑戦者]ケイン・ベラスケス:244ポンド(110.6キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・シールズ:170.5ポンド(77.3キロ)
マーティン・カンプマン:170ポンド(77.1キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス:170.5ポンド(77.3キロ)
パウロ・チアゴ:170.5ポンド(77.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ティト・オーティズ:206ポンド(93.4キロ)
マット・ハミル:203.5ポンド(92.3キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ガブリエル・ゴンザガ:254ポンド(115.2キロ)
ブレンダン・シャウブ:239ポンド(108.4キロ)

<ミドル級/5分3R>
コート・マクギー:184.5ポンド(83.7キロ)
ライアン・ジャンセン:185ポンド(83.9キロ)

<ミドル級/5分3R>
パトリック・コーテ:185ポンド(83.9キロ)
トム・ローラー:185ポンド(83.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ガイモン:170ポンド(77.1キロ)
ダニエル・ロバート:170ポンド(77.1キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト:155.5ポンド(70.5キロ)
ポール・テイラー:155ポンド(70.3キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージー:185ポンド(83.9キロ)
ヤン・ドンイ:186ポンド(84.3キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョン・マドセン:254.5ポンド(115.4キロ)
ギルバート・アイブル:249ポンド(112.9キロ)