やっぱりお釈迦様はすごかった

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今回は神無久さんのブログ『サイエンスあれこれ』からご寄稿いただきました。

やっぱりお釈迦様はすごかった
方広大荘厳経(ラリタビスタラ・スートラ)と呼ばれる経典によれば、釈迦がまだ出家する以前、すなわちシッダルタ太子だった当時、後の第一妃となる瞿夷(ゴーピー)を見初めた彼は、娘との結婚を快く思わないゴーピーの父から、スポーツ・芸術・知識のあらゆる点において、娘にふさわしい資質を有するかどうかを試すための無理難題を押し付けられたそうです。

その中のひとつに、当時世の中で最も小さい単位とされていた原子が、1由旬(ゆじゅん、サンスクリット名ヨージャナ)* の中にいくつあるかを問うた問題がありました。由旬とは古代インドにおける長さの単位で、約7-10kmとされています。

* :由旬『フリー百科事典ウィキペディア』より
http://ja.wikipedia.org/wiki/由旬

そして、釈迦が答えたとされる回答は、以下のようなものだったそうです。

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1由旬は、4クローシャに等しく、1クローシャは、1000アークに等しく、1アークは、4キュービットに等しく、1キュービットは、2スパンに等しく、1スパンは、指12本分の長さであり、指1本の長さは、大麦7粒分の長さに等しく、1粒の大麦は、唐辛子の種7粒分の長さに等しく、1粒の唐辛子は、牛が舞い上げたホコリ7つ分の長さに等しく、牛が舞い上げたホコリひとつは、雄羊が舞い上げた7つ分の長さに等しく、雄羊が舞い上げたホコリひとつは、うさぎが舞い上げたホコリ7つ分の長さに等しく、うさぎが舞い上げたホコリひとつは、風が舞い上げたホコリ7つ分の長さに等しく、風が舞い上げたホコリひとつは、細かいホコリ7つ分の長さに等しく、細かいホコリひとつは、非常に細かいホコリ7つ分の長さに等しく、そしてその非常に細かいホコリひとつが、原子7つ分の長さに等しい。
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では、実際にこれを検算してみましょう。指の長さが一番分かりやすいので、これを約4cmとすると、釈迦はこれを9回、7で割ったものが原子の長さに等しいと言っているわけですから、これは約1ナノメートルになります。原子1つの半径は、約0.1ナノメートルなので、かなり近い線をいっていたと思われます。さすがお釈迦様ですね。

執筆: この記事は神無久さんのブログ『サイエンスあれこれ』からご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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