サーキット建設のたびかさなる延期で開催が危ぶまれていたF1コリアGPがいよいよ本日22日に開幕する。ただ、前日の21日にも相変わらず工事が行われている状態に、韓国内からも開催の成功に憂慮(ゆうりょ)を示す声がみられる。

 メディアによると、全羅南道の朴知事は21日にオープンスタンディング設備の到着が予定より遅れて作業が遅延していることを認めたうえで、「残りの工事は今日中に仕上げる」と念を押したという。工事の遅延については、4月7月の豪雨の影響だとの見方を示した。

 F1コリアGPの運営法人KAVO側もあくまでも強気の姿勢だ。心配されていたチケットの売れ行きも90%に達すると明かしたチョン代表は「多くの観客が訪れると予想される土曜日と日曜日には工事が終わって、観覧に支障がない」と発言。サーキット敷地の開発計画も順調に進んでいると伝えられた。

 韓国メディアによると、10月中旬までチケットの売れ行きは目標の12万枚をはるかに下回る5万枚程度だったという。それを挽回(ばんかい)しようと全羅南道が地方公務員や農協の職員にF1のチケットを押し売りしたことが報じられ、農協組合や市民団体から批判の声を浴びたこともある。

 また、安全施設に重点を置いた査察は通過したが、周辺インフラの整備は大幅におくれたまま。サーキット近くの宿泊施設が満員となり、朴知事は大会の成功に自信を見せているとの報道もあるが、そもそも宿泊施設が不足していると、準備不足を問題視する声も多い。

 このような状態に、韓国メディアは「大会前のサーキットというより建設現場という感じだ」と指摘。「大会があと1日後に迫っているにもかかわらず、サーキットは完成されていない。はたしてちゃんと大会が行われるのか心配が先立つのも事実だ」と懸念を示している。(編集担当:金志秀)



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