「ラスト5分は、少し心配になった。しかし、前半のプレーは本当に素晴らしかったよ」。インテルのマッシモ・モラッティ会長は、20日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節トッテナム戦を4−3で終えたチームについて、このように振り返った。

同会長は、ハットトリックの活躍でインテルに冷や汗をかかせたトッテナムMFガレス・ベイルを称え、「彼は素晴らしい試合をしていたね。過去に我々は、彼に注目していた。その力を証明する形になったね。今回はファンタスティックだったよ」とコメントしている。そして、この試合でもゴールを決めたFWサミュエル・エトーについては、「またしても絶好調であることを示してくれたね」と称賛した。

また、インテルを指揮するラファエル・ベニテス監督は、試合の経過とともに自身の気持ちが変わっていったと語っている。

「4−1にされたときは、がっかりした。4−2にされて、私は怒ったよ。4−3でその気持ちが増した。再び目を覚まさなければいけないと感じたね。この後半戦から学ぶべきことがあるのは確かだろう」

ただ、ベイルの大活躍には驚いていないそうだ。

「彼は強力な選手であることは、我々も知っていた。ただ、彼にスペースを与えすぎてしまったんだ」

そして、勝利の立役者となったエトーについては、次のように語っている。

「サミュエルはたくさんのゴールを決めることができる。シーズンで少なくとも30ゴールはいけるだろう。彼にはそれだけのクオリティーがあるんだ。チームが良いプレーをしていれば、もっといけるだろうね」