バルセロナFWリオネル・メッシの獲得について言及し、同選手本人から「あれは冗談だ」と言われたインテルのマッシモ・モラッティ会長。だが、20日に行われたトッテナムとのチャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節を前に、同会長は「冗談がどうなるかは誰にも分からない」と語った。

モラッティ会長は「メッシは紳士的だったね。私の発言(「1月にメッシを連れてくる」)が冗談だと強調していた。だが時に、冗談がどうなるかは誰にも分からないものだ…」と笑って語った。一方で、マンチェスター・ユナイテッドからの移籍を希望しているFWウェイン・ルーニーについては、「彼のことは考えていない」と獲得を否定している。

一方、エルネスト・パオリッロ代表取締役は「メッシ(獲得)は夢で変わらないよ。彼の値段はたどり着けないものだからね。だが、我々は1月に2人の選手を補強するだろう。目標はチームのブラッシュアップだが、大きく変更することはしない。いくつかの穴を埋めるためのものだ」と語った。

インテルはトッテナムとの試合を4−3で制している。前半で4ゴールを奪いながら、後半に3失点したことで、ラファエル・ベニテス監督は試合後、「勝利という結果には満足している。(今節)イタリア勢でインテルは唯一勝利したんだ。大事なことだね。だが、後半には満足していない。我々は激しさを失ってしまった」と話している。

また、ベニテス監督はトッテナムのホームで行われる次節について、「難しい試合になるだろう。我々は注意しなければいけない」と警戒を示した。一方、MFコウチーニョに対しては「よくやったね。(ジョナサン・)ビアビアニーもそうだ。彼らは未来だよ。でも、成長するにはほかの選手たちのそばにいなければいけない」と賛辞を送った。