アジアサッカー連盟(AFC)はこのほど、カタールで2011年1月7−29日に開催される「第15回AFCアジアカップ2011」の審判員を発表した。中国では、選出された審判員のうち、主審に中国系が1人も選出されなかったことが問題視されている。捜狐体育などが伝えた。

 AFCは、同大会の主審に中国人審判員が含まれなかった理由について、「AFC審判エリート審判員のトップ20に中国系の審判員が入らなかったため」と釈明している。一方、副審には穆宇欣氏が選出された。

 中国側の関係者は、AFCの判断について、「中国人審判の信用度は、陸俊、周偉新、黄俊傑ら中国人の元国際審判員が、国内のサッカー賭博にかかわり逮捕された経緯で、大きく失墜した」と分析。AFCがサッカー賭博発生の“可能性”を回避した、との見方を示した。

 国際試合における中国人審判員は、1992年AFCアジアカップ広島大会での主審1人の選出を皮切りに、これまでのアジア大会の各回で選出された。特に、2004、2007年の大会ではそれぞれ2人が選出されるという“快挙”も達成したという。このほか、2010年ワールドカップ南アフリカ大会にも副審1人が選出された。

 中国では、国際審判員の人材不足と、AFCによる今回の判断で、中国人審判が今後しばらく国際試合から遠ざかる可能性があると懸念されている。(編集担当:金田知子)



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