18日、米シンクタンク・ブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究部長は、中国の外交姿勢が以前のような賢明さを失っていると指摘した。写真は16日、四川省成都市で行われた反日デモ。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46290">

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2010年10月18日、米シンクタンク・ブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究部長は、中国の外交姿勢が以前のような賢明さを失っていると指摘した。米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。

昨今の尖閣問題について、ブッシュ部長は「勝者は日本」だと語る。一見すると中国側が勝ったようにも見えるが、日本は米国と日米同盟の重要性を再確認し、「日本の立場を全面的に支持する」との言葉を引き出した。日本は米国を味方につけたことで、国際社会で中国の「蛮行」を強調することもできたのである。これには中国問題専門家のケネス・リーバサル氏も賛成を示した。

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ブッシュ部長はまた、中国の外交姿勢について「(天安門事件のあった)1989年以降、中国はどんな問題に対してもまずは『他国にどう思われるか』に重点を置いたため、他国との関係修復を果たし、国際イメージの改善にも成功した」とした上で、最近はこの路線から大きく外れていると指摘した。

例えば、韓国の哨戒艦「天安号」事件では、調査グループが確実な証拠を出したにも関わらず北朝鮮をかばい、改善が進んでいた米韓との関係を大きく損ねるという態度にも出た。「以前のように慎重で周到なやり方は、少しも見られなくなった」と同部長。その理由については、「中国の外交官が急に仕事をさぼるようになったわけでもあるまい。他の要素が絡んでいると思われるが、はっきりとは分からない」と述べた。(翻訳・編集/NN)

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