「私たちは誰かが決めた「常識」に洗脳されている」と脳機能学者の苫米地英人氏はいいます。

 例えば、あなたがマンションを買おうと思ったとします。そうすると、あちこちでマンションの広告が目につくようになりませんか? もちろん、急にマンションの広告が増えたわけではありません。マンションの広告はずっと存在していたのに、まだ買うつもりがなく、あなたが興味を持っていなかったので目に入ってこなかっただけなのです。

 これをスコトーマ(盲点)の原理というのですが、「常識」についても同じことがいえます。つまり、あなたが常識だと思っているものしか目に入ってこないように脳はできているのだとか。小さいころに受けた教育や、新聞やテレビで言われていることを「常識」だと思い込んでいる我々は、そうでないものに拒絶反応を示してしまいます。

 「私たちは、一部の支配者に都合のいいように洗脳されている」と苫米地氏。支配者は、私たちに気づかないように、巧みに「常識」という道具を使って洗脳しているのだといいます。

 分りやすい例に「地球温暖化の問題」を苫米地氏は挙げています。今年のこの猛暑だと、今でも地球は温暖化していると信じている人は多いでしょう。しかし、NASAが発表した温暖化のデータは間違っており、逆に寒冷化しているという説も有力なものとしてあるのです。

 それでも、日本政府は地球温暖化をゆるぎない事実とし、異なる意見に議論を闘わせたりする様子はありません。それは、「温暖化」と国民が思っているほうが、都合がいいからと苫米地氏はいいます。「温暖化している」と国民が洗脳されていれば、エコ商品と呼ばれるものが売れます。個人の貯金を使わせることが、デフレ経済を活性化させるためにもっとも必要なこと。その最たる政策が「エコポイント」であり、「エコカー減税」。「住宅エコポイント」なんてのもあります。

 もちろんこれらの政策には「エコをきっかけに経済支援をする」という意図があり、「洗脳」というのは極端かもしれません。しかし、政府の発表には「何かしらの意図」が隠されているというのもまた事実。「常識」には、何か裏があるのではないかと疑う視点も必要でしょう。



『あなたは常識に洗脳されている』
 著者:苫米地 英人
 出版社:大和書房
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