韓国が国費約500万円を投入し「韓国料理本」を出版、物議に…

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李明博大統領の夫人キム・ユンオク氏名義の韓国料理本が、出版される予定だ。しかし、製作には多額の税金が投入されていたことが判明し、韓国で大きな物議をかもしている。

韓国の自由先進党リュ・グンチャン議員は18日に開かれた農水産物流通公社国政監査で、李大統領夫人で韓食財団名誉会長のキム氏による韓国料理広報書籍が、11月5日に出版されると述べた。書籍名は『Nature of Korean Food by Yoon-ok Kim』(仮)。

この書籍はキム氏が著者となっており、ハングル・英文で韓国の食文化などが紹介されているという。1700部が限定製作され、国費が4975万ウォン(約360万円)投入された。本の契約金9950万ウォン(約720万円)も、すべて韓食世界化事業の予算から捻出された。

リュ議員は「韓国料理の世界化事業に対する名誉会長の情熱は十分に理解する」とした上で、「専門料理人の本でもないのに、個人の名前を載せた料理本を作るのは、本の目的が韓国料理というよりも著者に傾く恐れがある」と問題視した。

キム氏の本出版事業は、農水産物流通公社が事業主として今年2月からスタート。3月に韓食世界化財団が設立された後は、韓食世界化財団が進めてきた。リュ議員は「韓国料理の世界化事業の意図は良いが、どんぶり勘定の運営により国民の大切な血税を浪費することはあってはならない」と述べた。

韓国ネチズンたちも大きく批判的しており、
・本当に料理なんてしているのか???
・すべて李明博のせいだ。
・ほんとうに腹立たしい。
・韓国という国がどんどんおかしくなる。
・国費4975万ウォン?私はデザイン会社を運営しているけど、韓国ならスタジオで撮影して最高級の紙で最高級の印刷方法で作り、保管箱を付けたとしても2000万ウォンくらいで作れる。残りのお金はどこへ??

韓国メディアの報道によると、「韓国料理の世界化」という名目による農水産物流通公社の予算は141億5000万ウォン(10億2000万円)だが、今年9月までに使用された予算は32億ウォン(2億3000万円)にとどまり、昨年も予算100億ウォン(約7億円)のうち86億ウォン(約6億2000万)しか使われなかったことが分っている。さらに、韓国料理専門員の養成などの関連予算は41億ウォンで、300人あまりを養成する予定となっていたが、現在就業中の人員は1人もいない状態だという。

韓国政府が進める「韓国料理の世界化キャンペーン」だが、その実効性については疑問視する声が集まっているようだ。


参照:税金1億ウォンでキム・ユンオク女史の料理本を発刊、論争 - pressian
参照:国費4975万円投入し「大統領夫人の料理本」発刊? - 京郷新聞

(文:林由美)

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