「HONDA」のバイクじゃなく、「HUNDA」のバイクが走る国

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 最近、中国に関するニュースの話題が絶えない。
 上海万博が始まったと思えば、先頃には沖縄県の尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件が起き、領土問題をめぐって日中関係が悪化した。日本人としてこの事件を見ていると、中国という国にあまりいい印象を持てないが、実際中国人とはどんな人が多いのだろうか。

 幻冬舎から出版されている新書『爆笑!エリート中国人』では、日本の金融機関などに、中国の金融経済ニュースを配信したりビジネスコンサルティングを行う小澤裕美氏が、中国人とのうまい付き合い方を紹介する。

 偽ブランド、CDやDVDの海賊版など、ニセモノ大国の中国。
 街を走るバイクは「HONDA」ではなく「HUNDA」だ。
 「HUNDA」のバイクはとにかく値段が安いので、「HONDA」の中国シェアを急降下させるほど売れたという。
 また、仕事に対する考え方はおおよそ日本とは違っており、「残業はしない」「義理人情、お得意さんを大事にする考えはない」というのだから、なかなか冷酷である。

 しかし、こんな一面も。中国人は、ラーメンと志村けんが好きであり、1977年に公開された日本映画「幸福の黄色いハンカチ」が人気を呼び、この映画の舞台である「北海道」が中国人に人気の観光地となっているという。
 このように、かれこれ10年以上、中国人や中国企業と付き合ってきたからこそ知り得る面白いエピソードが本書には満載だ。

 マナーや生活習慣、商売観が国ごとに違うのは当たり前。そのとき、違いを「困った」ととるか「おもしろい」と取るかだろう。そして、おそらく「おもしろい」と思った方が付き合う上で、気持ちがいいし楽しくなるのではないか。そんな風に思わせてくれる1冊だ。
(新刊JP編集部/田中規裕)


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