[インタビュー] マッキントッシュの伝統と革新

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 英国を代表するアウターウェアブランド「MACKINTOSH(マッキントッシュ)」が2011年春、初の旗艦店をロンドンにオープンする。これに先立ち、2010年10月15日より「TOMORROWLAND 丸の内店」に最新コレクションやヴィンテージなど約100型が一同に揃う初のショップイベント「MACKINTOSH from LONDON」が開催。初日に同店を訪れたマッキントッシュ社代表DANIEL DUNKO(ダニエル・ドゥンコ)氏に、老舗の誇る伝統と革新について話を聞いた。



ー新旧コレクションが一同に揃う初のイベント「MACKINTOSH from LONDON」をご覧になった感想をお聞かせください。
 「MACKINTOSH」の全てが揃い、ブランドの全体を見ることが出来るこのプロジェクトはとてもエキサイティングだ。「TOMORROWLAND」との取り組みで実現することが出来て嬉しく思っているよ。

ーお気に入りや思い入れの強い商品はある?
 よく聞かれる質問だけれど、職人の頃から長く「MACKINTOSH」に関わっているので、その全部が好きなんだ。何か1つだけっていうのは選べない。少し前に「MACKINTOSHのアイテムはいくつお持ちですか」と聞かれたんだけれど、「工場を持っている」と答えたよ。社長となった今は、「MACKINTOSH」の全てを大事に思っているんだ。

ー1822年から続く「MACKINTOSH」の歴史の中で変わらないものは?
 最初に乗馬コートが作られた100年以上前から「MACKINTOSH」のオリジンは変わってない。そして「MACKINTOSH」の哲学もまた変わってなくて、オリジナルのラバークロスを作り、それを組み立てる。この2つはずっと変わらないものだね。

ーでは逆に、変わり続けていることは?
 シーズンごとの変化はもちろんあるけれど、「MACKINTOSH」はコンテンポラリーでクラシックなブランドだ。クラシックな物作りを続けていく上で、時代と共にスタイルやトリムを変え、ファッション的な側面で常に進化している。

ー世界中で支持され続けている理由は何だと考えますか。
 それは私も気になる事だけれど、「MACKINTOSH」は小さくてニッチなハンドメイドブランドで、きっと人々は大量生産と異なるハンドメイドプロダクトならではの「違い」を感じているのだと思う。「MACKINTOSH」の服を着ることによってそれぞれが「個」でいられ、ユニークになれる。雰囲気や文化があって、それぞれの個性がスペシャリティなんだろうと思っている。


KITSUNEとMACKINTOSHのコラボ商品


次のページでは、初のロンドン旗艦店の詳細とMACKINTOSHの未来に迫ります

TOMORROWLAND 丸の内店内「MACKINTOSH from LONDON」


ーロンドンに計画するショップについて教えてください。
 「MACKINTOSH」がロンドンにフラッグシップショップをオープンするのは2011年春。ラグジュアリーブランドのショップが立ち並ぶ、由緒あるメイフェアー地区に出店を予定しているよ。グローブトロッターとシェアしたショップは出しているが、「MACKINTOSH」単体でショップをオープンするのはとてもエキサイティングなプロジェクトだ。そしてもっとエキサイティングなのはショップのデザインで、Wonderwall(ワンダーウォール:片山正通氏が率いるデザインオフィス)のデザインによりクラシックかつコンテンポラリーな空間になる予定だ。今回の「TOMORROWLAND」のイベントのように、世界で最初にマッキントッシュの全てのコレクションをロンドンから世界へ発信することが出来るんだ。

ー「MACKINTOSH」のビジョンは?
 重要なのは、"more of the same(変わらないこと)"。ハンドメイドの伝統とオリジンを忘れず、唯一のブランドであり続けること。むやみに拡大するのではなく、アイデンティティを守りつつ進化することだ。
 グローバルなビジネスとしては、私は世界で3つの中心地があると考えていて、1つ目がロンドン、2つ目がNY、そして3つ目が東京。将来的にはこの3つの都市に素晴らしい旗艦店が出来ることを夢みているよ。


■初のショップイベント「MACKINTOSH from LONDON」詳細はこちら
 マッキントッシュ100型がトゥモローランド丸の内に集結