母国で秋山を迎え撃つマイケル・ビスピン

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16日(土・現地時間)、ロンドンのエンターテインメントのメッカとなったO2アリーナで行われるUFC120「BISPING vs AKIYAMA」。メインに日本から秋山成勲が出場することで注目されているが、同イベントは英国人ファイターの国際戦がズラリと並んでおり、英国MMA界の力が試される場となる。

予定されているメインカード5試合中、4カードにUK MMAファイターが出場し、プレリミナリーを含め全10試合には欧州系選手の名前が並ぶ今大会。メイン登場は当然、英国ナンバーワンMMAファイターのマイケル・ビスピンだ。UFC110では微妙な裁定でヴァンダレイ・シウバに遅れを取り、タイトル戦線から一歩後退も、5月に実力者ダン・ミラーを判定ながら完璧に下して、11カ月ぶりに母国での試合を迎える。

一方、秋山といえば7月のヴァンダレイ戦が直前で流れ、代役クリス・リーベンに敗北。起死回生を図り、ニューメキシコのグレッグ・ジャクソンMMAでこの試合に向けて調整を行ってきた。

サイズではライトヘビー級から落してきたビスピンに。また、秋山はUFCデビュー以来、スタミナ配分に課題が残っていることが浮き彫りになっており、地元ビスピン有利の声が多い。

しかし、そのスタミナ配分を無視したような殴り合いをするファイターは、現在のUFCでは少数派だ。そして、ビスピンは幾分大人しくなったとはいえ、ヴァンダレイの前進に敗れている。秋山のどこか勝敗度外視に見える打撃戦は、スマートな戦い方が増えたUFCでは、有効といえるかもしれない。

メイン以上に注目したいのがメインカードで、組まれたウェルター級の2試合だ。UFC世界王座挑戦権がある唯一の英国人ファイターのダン・ハーディが、元 WEC世界ウェルター級王者でUFC移籍以後も、試合展開が一転、二転するローラーコースター・ファイトを繰り広げるカーロス・コンディットと対戦する。

長身+打撃を得意としながら、ガードが低く一発をもらいやすいコンディット。ハーディは世界戦でこそ一方的に攻め続けられ、打撃戦に持ち込めなかったが、コンディットは手の合う相手になりそうだ。地元の声援を一身に受け、ハーディが序盤からガンガン攻めるような展開だと、実はコンディットの掌の上で泳がされることになっているかもしれない。

さらにさらに注目は、英国MMA界の未来ともいえるジョン・ハザウェイの出場だ。23歳のハザウェイは、現在14連勝中。UFC参戦以降も4連勝、5月にはラスベガス初出場でTUFシーズン1ウィナーのディエゴ・サンチェスを破るという大金星を挙げている。昨年6月にドイツ大会で破ったリック・ストーリーにしても、ハザウェイ戦後は4連勝しており、日本では全く無名のこの若いファイターが、どれだけポテンシャルを秘めているかは、この2勝からも分かるというもの。

188センチの長身と、リーチを生かしたスタンド打撃と、寝技でも遠い位置から強烈なエルボーを落すことができるのが、ハザウェイの強みだ。KO勝ち、一本勝ち、判定勝ちとほぼ勝ち方も揃っており、このことからも彼がオールラウンダーということが理解できる。

そのハザウェイと対戦するのは、エクストリーム・クートゥアーの寝業師マイク・パイル。純粋グラップリングならパイルが上かもしれないが、スタンドの打撃、そしてグラウンドの打撃を考慮すると、若き英国人ファイターの勢いが買いといえるマッチアップだ。

ビスピン、ハーディ、ハザウェイと英国MMA三銃士(今大会に出場しないライト級のロス・ピアソンを入れると四天王か?!)の結果が、そのまま世界での英国MMA界の評価となる。
対戦カード&詳細はコチラ

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