2012年に入社予定の就職活動が実質的にスタートしたが、企業側は厳選採用の姿勢を崩していないことなどが、エン・ジャパンの「2012年度新卒採用 就職・採用活動アンケート」調査で分かった。同社が運営する就職情報サイトに登録する2012年3月卒業予定の学生(452人)と求人企業(451社)を対象に実施した。

 調査によると、企業側は、景気が回復しない厳しい経営環境から、12年入社の採用についても厳選採用の姿勢を崩していない。

 2011年度採用活動については、人数に対して24.4%の企業が「満足している」 と回答したのに対し、質に対して「満足している」と回答した企業は16.6%にとどまっている。応募する学生は増えたものの、今後続くであろう厳しい経営環境に耐えうる人材はいないと判断する傾向が強まっているようだ。

 2012年度採用活動だが、採用人数について前年度より「増加見込み」が7.8%、「減少見込み」が6.2%となり、増加が減少を若干上回ったが、大幅な増加は見込めす、昨年に引き続き低調だ。さらに、採用活動で強化したいポイントは、57.0%の企業が「質を重視する」としており、学生の質を重視し、厳選採用する傾向が継続している。

 一方、学生側は、ブックマーク登録社数、インターンシップ参加者数のいずれも前年より増加している。ブックマーク登録社数は、平均48社で、前年度より9社増加。厳しい就職環境から、早期から企業情報を収集しているようだ。インターンシップに1社以上参加する学生の数も、前年度より3.3%増加している。

 学生の現在の悩みは、第2の就職氷河期ともいわれる就職状況で、就職浪人を余儀なくされる学生も多いことから、「漠然とした不安や焦り」を感じる回答が最多となった。

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