韓国ネチズン大ピンチ!学歴詐称疑惑をかけられた歌手が法的措置で反撃

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韓国の人気歌手TABLOの学歴詐称疑惑騒動をめぐり、韓国ネチズンが大量告訴される事態となった。ネチズンの身元も次々と判明し、告訴という予想外の反撃に真っ青になっているようだ。

韓国の警察は、TABLOの学歴詐称をしつこく指摘し続けてきたサイト『TABLOに真実を要求する』のメンバー22人のうち、重複IDをのぞいた20人の身元を確認し、サイト運営者以外の19人に対し取り調べを進める方針であることを明らかにした。

米国在住のサイト運営者は出頭を拒否したため、逮捕状を請求し国際刑事警察機構(インターポール)に捜査協力を求める。さらに、TABLOの法律代理人である法務法人ガンホは、これ以外にも学歴詐称疑惑を訴えてきたネチズンたちを追加で告訴する方針だという。

ガンホは「今年8日に警察の発表でTABLOが米スタンフォード大学を卒業した事実を確認したのに、何人ものネチズンがしつこく疑惑を訴えていた」「真実が明らかになったのにも関わらず、疑惑を訴え続ける行為は名誉毀損にあたる。学歴詐称疑惑を超えたTABLOを侮辱するものであったため、法的措置をとることにした」と追加告訴をする理由について述べた。

そもそもTABLOの学歴詐称疑惑は、2007月ごろから浮上していた。2007年と言えば、名門大学の女性助教授の学歴が全くのデタラメだったことが明るみになった時期。これを切っ掛けに、韓国では有名英語講師、有名漫画家、有名演劇俳優、有名建築家など、文化界の学歴詐称が相次いで浮上するという一大スキャンダルに発展した。

TABLOは、米国スタンフォード大学の修士課程を卒業しているが、相次ぐ有名人の学歴詐称発覚で、有名人の学歴を信じられなくなった一部の韓国ネチズンが、TABLOの学歴まで「ねつ造」「虚偽」などと主張。卒業証書などの証拠品に対しても、「ねつ造である」などと批判を繰り返してきた。

しかし、警察のサイバー捜査隊は8日、スタンフォード大学卒業が事実であると正式に確認。これにより、これまでさんざん誹謗中傷してきたネチズンたちを告訴するというTABLO側の反撃が始まった。

一方、出頭を拒否したサイト運営者のネチズンが、米国シカゴ在住の57歳のキム氏(男性)であることも判明した。この男性は韓国メディアの取材に「韓国の警察とメディアがTABLOの学歴が事実であると認めたので、私も認める」「これ以上、学歴認証要求はしない。TABLOが勝った。告訴を取り下げてほしい」「TABLOは、韓国で学歴認証を受けたので幸せに暮らせるだろう」と述べたという。

しかし、現在、韓国のネット上には「こういうやつは絶対に告訴を取り下げてはならない」「謝って済む問題か」「こいつのせいでどれだけの人びとが迷惑を受けたことか…」「57歳にもなってこんなことして告訴やめてくれだって…」「もう取り返しはつかないんじゃないか」と男性に対する非難の声が殺到している。

ちなみに、2007年の学歴詐称問題の発端を作った元大学助教授は、エール大学卒業を自称し、卒業証書も偽造するほどの手の込みようであった。そのような事件が過去に存在したこともあり、TABLOの学歴詐称疑惑は信憑性を持ってしまったのかもしれない。

だとしても、ネット上で悪質なデマを流し続けた罪は重く、事態を悪化させた57歳のネチズンの行為は許されるものではない。今回の騒動はネット社会や学歴詐称など、韓国特有の問題が重なり合って起こったケースだと言えるかもしれない。


参照:「学歴詐称疑惑、TABLOが勝った…幸せに暮らせ」 - ニュース韓国
参照:TABLOの学歴がなぜ? - 韓国日報
参照:ワッビ「TABLOが勝った…私は敗者」 - 中央日報

(文:林由美)

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