『人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44』の著者である、脳機能学者の苫米地英人氏は、「新聞の裏側を読む」ことが、人生を変える習慣の一つだといいます。

 通常、多くの人は新聞に書かれた文面をそのまま文面どおりに読んで、受け入れていると思います。しかし新聞の表しか読めないと、人生は変わらないと苫米地氏はいうのです。また氏は、人生が変わった瞬間に新聞記事の裏側が読めるようになるともいいます。これは、「新聞の裏側が読めたということは、一つの価値観を捨てることができた」ということを表しているのだとか。

 新聞というのは、必ず何らかの価値観が反映されています。プロパガンダとまではいかなくても、あるニュースが新聞に載り、あるニュースが載らない、あるいはあるニュースが1面に載り、あるニュースが社会面に載るというとき、誰かの価値観による判断が必ずあるわけです。

 1つ例を出しましょう。2010年、アメリカでトヨタの車が暴走し、事故を起こしたとして大きな問題となりました。この問題に関連して、アメリカの南イリノイ大学の自動車技術分野の教授が「トヨタ車を調べたところ、意図せぬ加速が起こる可能性があることがわかった」とトヨタ批判している記事がありました。

 この記事を読んで苫米地氏は、「南イリノイ大学」という大学名にピンときたそうで、ネットを使って調べたところ、自動車学科の卒業生のほとんどが、アメリカの自動車メーカーに就職していたことがわかりました。これだけで十分、胡散臭いのですが、別の記事には「破産寸前の南イリノイ大学に突然予算がついて、破産せずにすみそうだ」というものがありました。そしてその後に、スタンフォード大学の教授が「トヨタの車はおかしくない」と発表したのです。米ABCテレビでも、トヨタ車の急加速報道には誤りがあったことを認めました。

 日本の新聞記者も「おかしい」と気付かなければならないのですが、まったく裏が読めなかったようです。このように、新聞記事には必ず何らかの意図があると苫米地氏はいいます。

 裏を読むというのは、主張の反対意見を言うという意味ではありません。「記事の主張の背景を推し量る」という意味です。その記事がそこにある理由が必ずあるはずなので、それを推理する。最初から完全に読み切ることは難しいかもしれませんが、裏を読む癖をつけることで、少しずつ今まで当たり前だと思っていた価値観が変わるきっかけになるのです。



『人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44』
 著者:苫米地英人
 出版社:学習研究社
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